刀剣ステラナイツ―男士の絆2― 第5回ログ

アイキャッチイラストは光忠の立ち絵はぎゅうにゅう様のフリー立ち絵をお借りしています。その他立ち絵はそれぞれ参加メンバーの自作です。

登場人物
※ブリンガー×シースであり、CP表記ではありません
歌仙兼定×和泉守兼定 (エクリプスペア) キャラシ
へし切長谷部×宗三左文字 キャラシ
鶯丸×大包平 キャラシ
太鼓鐘貞宗×燭台切光忠 キャラシ

監督:銀剣のステラナイツ 刀剣卓 「男士の絆」 2卓目 第5回
監督:ステラバトル最終局面、および、カーテンコール
監督:よろしくおねがいします!


ステラバトル 3ラウンド 鶯丸

監督:鶯丸のターン
監督:予兆

▼No.2
名称:手打ちの逸話
描写:36の髑髏が一斉に動き出す。その猛攻は恨みか、執着か
効果:最も耐久力の高いステラナイトに【アタック判定:3ダイス】を行い、【アタック判定:6ダイス】を行う。
その後、アタック対象となったステラナイトと同じガーデンと、
隣接するガーデンに存在する全てのステラナイトに[1+現在のラウンド数]点を与える。

監督:というわけで、行動どうぞ!
鶯丸:拝命した
鶯丸:ではまず
鶯丸:【No.5 過去と未来の色彩(ダイアクロック:ザ パープル)】(ギャンピット)
鶯丸:この効果に同意するあなたの任意のキャラクター全員は、セットダイスを好きな数取り除いてもよい。一個以上取り除いた場合、そのキャラクターは[3+取り除いたセットダイスの個数]点、耐久力を回復する
鶯丸:これを使おう
監督:どうぞ
鶯丸:取り除くのは3と6を一つずつだ
鶯丸:よって5点回復させてもらう
鶯丸:鶯丸の耐久を+5した(耐久:2->7)
鶯丸:では攻撃に移らせてもらおうか
監督:ん
鶯丸:【No.6 道化の剣(アキレギア フール)】(アタック)
鶯丸:対象一体に【アタック判定:[3+ラウンド数]ダイス】を行う。その後あなたは耐久力を[ラウンド数]点減少する。
監督:長谷部と貞ちゃんはよかったかな?<回復
へし切長谷部:俺はかまわない。
鶯丸:…ああ、すまんな、配慮が足りなかったか
監督:一応複数に使えるスキルだからね
太鼓鐘貞宗:ああ、よかったぜ?てか、声かけなかったってことは何かあるのかと思ったぜ
監督:そうですね、この場合は鶯丸が誰に使うか宣言するのがいいかな。ともあれ回復するかたはどうぞ!
監督:まぁ相手ももう死にそうなんで手早くGOでもよし!
太鼓鐘貞宗:そのままで!
監督:OK
監督:では鶯丸攻撃どうぞ!
鶯丸:了解した。では6とぶーすともかかった状態でいいのか?
監督:OK
監督:9ダイスですかね、こわ
鶯丸:感謝する
鶯丸:9B6>=4 【アタック判定】
StellarKnights : (9B6>=4) → 2,4,4,4,5,1,4,3,6 → 成功数6

鶯丸:そこそこだな
監督:しかもで目も良い
監督:だいぶいいんだよなぁ!
鶯丸:耐久も減らしておこうか
鶯丸:はは、そういうこともある
鶯丸:鶯丸の耐久を-3した(耐久:7->4)
歌仙兼定:希望の担い手…は使ったらダメージが上がってしまう
歌仙兼定:ま、判定後だから使えもしないけれど
歌仙兼定:「……っ」
歌仙兼定:その場に膝をつく。
歌仙兼定:「……ここまで、か」
歌仙兼定:「はは、世話ないね。こうなってみて…初めて分かる」
歌仙兼定:「……君たちのほうが本物で、僕のほうが堕ちていたか」
へし切長谷部:「…っ!」
へし切長谷部:倒れた細川の刀の柄に足をかけ、宗三左文字を振り上げようとする。
鶯丸:ではその刃をいなして
鶯丸:「はは、そうはしゃぐな。何も命まで取れとは言われてないだろう?」
へし切長谷部:鶯丸の声に戦装束が「そのとおりだ」とでも言うかのようにきつく締まる。
宗三 左文字:『長谷部のばか!主命点滴中毒者!!』
へし切長谷部:「…そうだ。今回の主命は…」
へし切長谷部:初期刀である歌仙兼定と、ふた振り目の和泉守の刀剣破壊では無かったはずだ。
へし切長谷部:心配そうな太鼓鐘貞宗と静観している鶯丸を振り返る。
へし切長谷部:「…すまん、取り乱した。俺たちのやるべきことは刀剣破壊ではなかったな…。こいつらを連れて帰り、主の采配にお任せしよう」
歌仙兼定:「……」
太鼓鐘貞宗:「…びっくりしたぜ!」
歌仙兼定:「…僕は、ここで折れても構わなかったのだけど」
歌仙兼定:「それに、僕はここで折れたとしても、和泉のは折れはしない。彼は正しく、もとに戻るさ」
太鼓鐘貞宗:「…構わないなんて、あんたのパートナーはそんなこと許すのかい?」
鶯丸:「何を言う。命は大事にするものだぞ?…それに、俺たちはこの歪んだ花に、新しい春を告げてやるだけさ。そういう仕事だからな」
歌仙兼定:「きっと怒る、だろうね。許しはしないだろう」
へし切長谷部:「…俺は貴様のことが嫌いだ。しかし、主はお前たちをよろしくとおっしゃった。俺は俺の仕事をするだけだ」
歌仙兼定:「そう。僕は嫌ってはいなかったよ。以前は共に仕事もしていたからね」
歌仙兼定:「……ただ、ここにいると強く、あの子を感じ取ってしまう。駄目だね…首を刈り取るはずの僕が、刈り取られることを望もうとは」
歌仙兼定:「新しい、春…か」
歌仙兼定:「過去ばかりを見てしまう僕にも、訪れるのかな」 小さく苦笑して、頷くだろうか
歌仙兼定:「いいよ、どこにでも。僕を連れて行くと良い」
鶯丸:「ああ、季節は巡る。その度に別れはあるかもしれんが、出会いもある。そういう巡りだからな」
鶯丸:「必要であれば鳴いてやってもいいぞ。鶯は別名を春告げ鳥というからな」
歌仙兼定:「……世辞の句を読むにはまだ、少し早いみたいだ」 いつからか、季節など巡らなくてもいいと思っていたというのに。
歌仙兼定:そう言うと、皆の体が少しずつ星に包まれていくだろうか
歌仙兼定:本丸へと帰る時間だ、次に目をさますときは相棒たちが目の前にいるだろう
監督: 
監督:視界の端に、折れた刀が見える
監督:刀は何も語らない
監督:ただ静かに、星とともに消えゆく騎士たちを見守っていた
監督: 
監督: 
監督:シーンカット

■カーテンコール

シーン1:太鼓鐘貞宗&燭台切光忠

監督:では、ここからがカーテンコールとなります!
監督:カーテンコールは個別EDと捉えると良いでしょう
監督:帰ってすぐのことでもいいし、数日後のことでも構いません
監督:時間は30分。一応今回は20分をめどにアラームを鳴らし、なるべく30分で終われるようにしていこうと思います
監督:また、順番をこれまでとは逆、エクリプスペアを最後にするように入れ替えます
監督:ゆえに!
監督:一番手は貞ちゃんとみっちゃんです
監督:よろしくおねがいします!
太鼓鐘貞宗:俺たちだな!おう!
燭台切光忠:最後の舞台だね!かっこよく行こう!

太鼓鐘貞宗: 
太鼓鐘貞宗:ステラバトルが終わった。
太鼓鐘貞宗:苦戦しながらも全員無事に、そしてあの二振りも連れ帰った。
太鼓鐘貞宗: 
太鼓鐘貞宗:俺は今、みっちゃんと二振り、厨に立っていた。
太鼓鐘貞宗:机の上にはたくさんの枝豆とお餅。
太鼓鐘貞宗:決戦前に約束した通りみっちゃんの料理を食べたい!という小さな願い事を叶えるためにここにきたのだ。
太鼓鐘貞宗:しかし、
太鼓鐘貞宗:「鶴さんも伽羅もノリ悪いよな〜!」
太鼓鐘貞宗:一緒にずんだ餅を作ろうと誘ったというのに用事があるから、群れるつもりはないからと断られてしまった。
太鼓鐘貞宗:ちょっとだけ口を尖らせながら文句を垂れた。
太鼓鐘貞宗:と言っても怒っているわけでもないけど。それに、
太鼓鐘貞宗:「…まあ、でもみっちゃんを独り占めできるならいっか」
太鼓鐘貞宗:そう思ったのだ。みんなもすきだけど、やっぱりみっちゃんのことは特別だ。
太鼓鐘貞宗:みっちゃんの顔を見上げてにっと笑顔を向ける。
太鼓鐘貞宗: 
太鼓鐘貞宗:そうして、さあ作ろうと指示を仰ぐ。
太鼓鐘貞宗:「何から手伝えばいいんだい?」
燭台切光忠:「ふふっ。僕は君と一緒でうれしいけどな」
燭台切光忠:「貞ちゃん、そこに茹でて冷ました枝豆があるから、さやから取り出しくれるかい?薄皮も向いてね」
燭台切光忠:今日は貞ちゃんとの約束を叶える日。
燭台切光忠:僕の作ってくれた料理を貞ちゃんが食べてくれる日。
燭台切光忠:いつもと同じ、ありふれた日常。でも危うくて、永遠ではない日常。
燭台切光忠:少しでも貞ちゃんと一緒にいたくて厨で共に料理をする。/
太鼓鐘貞宗:「わかったぜ」
太鼓鐘貞宗:言われた通りさやから中身を取り出す。薄皮も忘れず取っていく。
太鼓鐘貞宗:細かい作業は苦手ではない。
太鼓鐘貞宗:「俺だってみっちゃんと二振り嬉しいぜ!大好きだからな!」
太鼓鐘貞宗:笑顔は崩れないまま二振りでの料理も話も弾んで行く
太鼓鐘貞宗:「よし、全部取れたぜ!」
燭台切光忠:「ありがとう」
燭台切光忠:貞ちゃんが準備してくれた枝豆をすり鉢でつぶしながら口を開く。
燭台切光忠:「…今まで黙っていてごめん。貞ちゃんにはこの本丸の暗いところを見せたくなかったんだ」
燭台切光忠:「でも、それが貞ちゃんを不安にさせてしまっていたんだね…。ごめんね」
燭台切光忠:「もう知っているかもしれないけれど…貞ちゃんがこの本丸に来る前、和泉守君が折れた」
燭台切光忠:「今いるのは二振り目なんだ」
燭台切光忠:「…一振り目の和泉守君と初期刀の歌仙君は好い仲でね」
燭台切光忠:「僕は歌仙君とは厨で一緒になることが多かったから、和泉守君が折れた直後の歌仙君を見るのは辛かったよ」
燭台切光忠:「…それからしばらくして二振り目の和泉守君が顕現されて、歌仙君はおかしくなっていった」
燭台切光忠:「拠り所がなくなって、でも拠り所が新しくできて、心が壊れてしまったんだろう」
燭台切光忠:「…僕はあんな風にはなりたくない。あの時は伽羅ちゃんも鶴さんもいたけれど、僕にとっての拠り所は貞ちゃんだけだ」
燭台切光忠:「君とずっと一緒にいたい。僕に君を守らせて…」
太鼓鐘貞宗:「不安とかそんなんじゃないけどさ。仲間はずれは嫌だろ」
太鼓鐘貞宗:すりつぶされていく枝豆を見ながらそう、ちょっと拗ねたように。
太鼓鐘貞宗:しかし、内容を全部聞いて納得と悲しい気持ちが。
太鼓鐘貞宗:「…そっか、そうだったんだ」
太鼓鐘貞宗:「話してくれてありがとう」
太鼓鐘貞宗:でも、
太鼓鐘貞宗:「あのさ。確かに俺はまだ顕現して日は浅いし短刀だけど、守らせてってのは違うぜ」
太鼓鐘貞宗:「俺だってみっちゃんが大切だから。話を聞いてよくわかったぜ。…俺にも守らせてくれよな」
燭台切光忠:「そう…だよね。うん、ありがとう」
燭台切光忠:「ふふ、かっこ悪いところ見せちゃったね」
太鼓鐘貞宗:「何言ってんだよ!みっちゃんはいつでもかっこいいぜ!世界で一番!」
太鼓鐘貞宗:1番、と指を突き出してみっちゃんにウィンク!
太鼓鐘貞宗:みっちゃんが誰よりも一番かっこいいんだからな!
太鼓鐘貞宗:「そろそろ枝豆はいいんじゃないかい?」
燭台切光忠:「ありがとう。僕にとっては貞ちゃんが宇宙で一番かっこいいよ」
燭台切光忠:「そうだね、良い具合になったかな。さて、お餅をつつもうか」
太鼓鐘貞宗:宇宙一なんて言われたらその上ってなんだろと顎に手を当てて考える。
太鼓鐘貞宗:でも思いつかなかったから今度鶴さんにでも聞いとこ!
太鼓鐘貞宗:「お!餅だな!」
太鼓鐘貞宗:たっぷりのずんだあんに餅を絡めていく…完成していくごとにお腹が減ってきた。
太鼓鐘貞宗:「美味しそうだな!」
太鼓鐘貞宗:あ!そうだ!
太鼓鐘貞宗:「…みっちゃんこれさ。完成したら…」
太鼓鐘貞宗:そういってちょいちょいと手招きをしみっちゃんが屈んだら耳元でこしょこしょと。
太鼓鐘貞宗:「どうかな?」
燭台切光忠:「!」
燭台切光忠:「うん、良い案だね、さすが貞ちゃんだ!」
燭台切光忠:ぺたぺたとずんだ餅を形にしていく。
燭台切光忠:隣を見ると貞ちゃんがいる。
燭台切光忠:短刀で背が小さくて軽いけれど、かっこよくて、明るくて、僕にとっては王子様だ。
燭台切光忠:一生懸命ずんだ餅を形作る様子を見る。
燭台切光忠:「ふふっ…貞ちゃん」
燭台切光忠:指を彼の方へ持っていき、頬についた緑色の枝豆をぬぐう。
燭台切光忠:ぽかんとした顔がかわいくて、そのまま指を自分の口に含みにこりと笑う。
燭台切光忠:「…ん、やっぱりずんだはおいしいね」
燭台切光忠:貞ちゃん、これからもずっと一緒にいようね。
太鼓鐘貞宗:「やった!みっちゃんならそう言ってくれると思ったぜ!」
太鼓鐘貞宗:そう喜んで声を上げたその時、指が頬に触れた。
太鼓鐘貞宗:そして、
太鼓鐘貞宗:「〜!」
太鼓鐘貞宗: 
太鼓鐘貞宗:「やっぱりみっちゃんはかっこいいや」
太鼓鐘貞宗:そんなみっちゃんとずっと一緒にいたいぜ!
太鼓鐘貞宗:〆

監督:ありがとうございました!
監督:癒やし空間でした…可愛い…
監督:次は…大丈夫なのかなーこの二人!ギャグかなー?

シーン2:鶯丸&大包平

監督:というわけで、鶯丸と大包平ですね!
監督:よろしくおねがいします!!
鶯丸:はは、まあなんとかなるだろうさ
鶯丸:よろしく頼む
大包平:あぁ、俺はいつでも構わん!
鶯丸:では始めようか


鶯丸:すてらばとるも終わり、本丸も落ち着いた頃。
鶯丸:俺たち古備前の二振りはちょうど非番でな、寛ぐ準備をしているところだ。
鶯丸:大包平が茶菓子を取りにいっている間に、俺が茶を淹れる。
鶯丸:こんなひと時には回想が捗るというものだ。
鶯丸:厩で慌てる大包平。厨で間違えながら必死にうどんを作る大包平。…強い目で、俺に意思を示した大包平。
鶯丸:この戦いまでの大包平はやはり面白かった。観察日記も無事に埋まってきている。そろそろ二冊目が必要かもしれん。
鶯丸:しかもただ面白かったというわけではない。大包平は、俺に足りないものを気付かせてくれた。
鶯丸:それは、共に在る、という意識だ。
鶯丸:今まではそうだなあ、硝子越しの風景、目の前にある本の世界のように感じていた日常に、大包平が明確に引きずり込んでいった。
鶯丸:じわりじわりと伸ばしていた俺の手を、見事掴んでくれた。
鶯丸:嬉しいなあ。共にあれと、そう求めてくれたことが。
鶯丸:嬉しいという感情を気付かせてくれたという事実が。
鶯丸:微睡みから引き揚げられた俺がどうなるかは俺自身もわからんが、大包平と共にある限り鮮やかに彩られることに間違いないだろう。
鶯丸:現にすてらばとるでは今までにないほどに力と、安心があった。
鶯丸:大包平が共にあるのであれば、何もかもが障害たり得ない。そう確信が持てた。
鶯丸:これからもずっと、ずっと、共に……そう思わずにはいられない
鶯丸:同時に、この大包平なら、きっとその思いを叶えてくれるという確信もある。
鶯丸:ああ、しあわせだなあ。
鶯丸:急須からとぽり、と茶を注ぎながら、湯飲みの水面をのぞき込む。
鶯丸:……俺も、ずいぶん緩んだ顔をするようになったものだ。
鶯丸:このわかりやすい足音は……
大包平:厨を覗いて、そこで何かを作っていた歌仙に茶菓子をいただく。
大包平:何を作ってるのだろうと少し気になったが、それを聞くのは野暮というものだ。
大包平:普段より少しだけ奮発された和菓子を受け取り、盆に乗せて縁側へと向かう。
大包平: 
大包平:笑顔はいいものだ。
大包平:見せられた己も少しだけ幸せをもらえる気がする。
大包平:もう、彼らは大丈夫なのだろうと思いながらゆっくりと歩みを進めると待ち人を見つけた。
大包平:湯呑を覗き込んで緩んだ顔をしたパートナーの顔を見ると己の顔もまた一段と緩んだ気がして、自分の顔を叩きたくなったが両手はふさがっていてそれは叶わない。
大包平: 
大包平:むぅ、という顔をして「鶯丸」と彼の名を呼ぶといつもどおり、隣に腰を下ろした。
大包平:今日はよく遊びに来る前田もいないから、文字通り二人だけだ。
大包平:「歌仙が詫びと礼だと言って茶菓子を奮発してくれたぞ」
大包平:色とりどりの可愛らしい和菓子は、ちょっと自分には似合わないのではないだろうか?
大包平:そう思って頬をかいた。
鶯丸:「来たか。ちょうど茶が入ったところだ。」
鶯丸:ああ、やはり大包平だ。
鶯丸:「歌仙が気が利くようで何よりだ。これだけあれば長く茶を楽しめる」
鶯丸:どこかゆるんだ顔をしている大包平に、一層俺の顔も緩む。ああ、大包平のこういう顔が一等好きだ
鶯丸:「今日は天気がいい。縁側で楽しむとしようじゃないか」
鶯丸:盆に置いた茶を持って縁側に移動しよう
大包平:「そのようだな」
大包平:湯気の立つ茶を見て頷く。
大包平:俺はいつもせわしなく何かしていて、つっぱしってるなどと思われているが…こういう時間は嫌いではない。
大包平:立ち止まっている時間はないと常々思っているが、休息は次の戦のための栄養素なのだ。
大包平:「お前はいつでも茶を楽しんでばかりだがな」
大包平:まぁ、それならそれで俺が引っ張り上げていくだけなのだから…突拍子もない事ではないなら特段困らないのだが。
大包平:「今日はよく晴れているな」
大包平:縁側に移動して、晴れた空を見上げる。
大包平:この空のように心までも皆晴れやかになってるといいんだが。
大包平:まぁ、隣りにいる相手はまだまだ心配する必要はなさそうだと、湯呑を持って口に運んだ。
鶯丸:「茶はいいぞ。これを飲めばいつでもりらっくす出来るというものだ」
鶯丸:香り立つ茶の匂いにほう、としながら
鶯丸:「ああ、こんな晴れた日は良い茶と大包平日和だな」
鶯丸:きっと、大包平の心もこのように澄み渡っているのだろう
鶯丸:ズズ、と茶を一服
鶯丸:ちらりと横にいる大包平を見て
鶯丸:「…何か、言いたいことがあるのか?」
鶯丸:雰囲気で、なんとなくそう思った。はは、普段の観察が功を奏したのかもしれんな
大包平:「りらっくすは良いが…何だその大包平日和とは」
大包平:まったくもって意味がわからない。
大包平:茶は美味いが理解はできない。
大包平:俺は鶯丸のことをよくわかってるようで、何一つその頭の中を分かっていないのかもしれない。
大包平:言いたいことがあるのかと問われれば、言いたいことはたくさんある。
大包平:「ふむ、そうさな……」
大包平:何から言ったものかと考えて、あぁ、と一つ手を打った。
大包平:「お前のその、観察日記とやら…いつか見せろ」
鶯丸:「うん?良い天気には刀剣の横綱が良く映える、と言ったところか?まあ今日も大包平は良い刀だな、ということだ。あまり気にするな」
鶯丸:ふふ、また難しい顔をしている。色んなものに思考をめぐらす様は見ていて面白い
鶯丸:…しかし、質問内容は意外だったな。すてらばとるのことについて聞かれるとばかり思っていたのだが
鶯丸:観察日記を見せて捨てられても困るからな。てきとうにごまかそうか
鶯丸:眉に皺を寄せて問うてくる大包平の肩に横から寄りかかる
鶯丸:そこから大包平の顔を見つめて、目じりを上げて笑いながら
鶯丸:「ひみつ、だ」
鶯丸:教えてはやらんさ。その方が面白いだろう?
大包平:「それは当然のことだな!」
大包平:褒められれば嬉しそうに笑い、頷く。
大包平:頷くが、言われたとおり言いたいことを言うと、少しだけ空いた間の後に肩によりかかられる。目線を下ろすと少しだけ楽しそうに笑う顔。
大包平:秘密だと言われれば、なおさら見たくはなるもので…反対に少しだけ唇を尖らせた。
大包平:「ケチくさいことを言うな、別に咎めるつもりではない」
大包平:勢いで少し破いてしまうかもしれないが。
大包平:「…ただ、お前は、最初の頃はどこか…俺すら遠巻きに見て何かを書いていただろう」
大包平:「今は、それが少しずつ変わっているように見える」
大包平:「それを見れば、お前の頭の中を少しだけ理解できるのかもしれんなと、そう思っただけだ」
大包平:それはおそらく、俺にとってもなにかの力になるのかもしれないと思えてならないのだ。
大包平:やはり、どうあがいても俺は立ち止まることはできない性分のようで、少しばかり苦笑した。
鶯丸:唇を尖らせた、だと…!幼い動作と大包平の顔つきが絶妙で……これは、いいな
鶯丸:「ケチですまんな。少しくらい秘密がある方が気になるだろう?」
鶯丸:そうやってずっと俺を気にしていてくれ。共に駆け抜けてくれるのならば、最後まで俺を引っ張ってくれ
鶯丸:…そんな思いがあること、それもまた、秘密というわけだ
鶯丸:そう思考を綴りながら大包平の話を聞いていた俺に、大包平の言葉が刺さった
鶯丸:俺が変わってきていると、お前にはそう見えたのか。変えた張本人が今更言うのも面白い話ではあるが
鶯丸:「なあに、観察日記は俺が大包平について書き留めているだけだからな。俺を理解するならば、……そうだな。もっと俺と過ごすのが一番だ」
鶯丸:肩に寄せた頭をぐりぐりと押し付けながら答える。…まあ、なんだ。俺にも恥じらいがあることも知れたという事だ
鶯丸:これからも、ずっとずっと一緒にいればいい。絶対に離してくれるな
鶯丸:その気持ちを行為に言葉の裏に混ぜながら、今日という日は過ぎていく
鶯丸:…そうだなあ、ここらへんで幕引きとしよう。次回があるかは知らんが。まあ、次回もお楽しみに、とい言葉がきっと合うだろう
鶯丸:〆

監督:おつかれさまでした!
監督:最後はギャグじゃなかったですね、やったね!

シーン3:へし切長谷部&宗三左文字

監督:では、お次は長谷部くんと宗三さんどうぞー!!
へし切長谷部:宗三、準備は良いか?
宗三左文字:当然。あなたこそ変なミスしないで下さいよ

へし切長谷部:ステラバトルを終えた俺たちは本丸へと帰ってきた。
へし切長谷部:あのふた振りのことは当人同士で解決するのだろう。
へし切長谷部:ステラナイトの変身を解除し、刀剣男士としての姿に戻った宗三左文字を見て口角が上がる。
へし切長谷部:薄桃色の美しい髪にどこか憂いを帯びた表情。
へし切長谷部:抱きしめれば折れてしまいそうな立ち姿。
へし切長谷部:俺の宗三だ。
へし切長谷部:「力を貸してくれて、礼を言う」
宗三左文字:先ほどまでステラドレスになっていた我が身。その慣れ親しんだ手の感覚を取り戻すように開いて、握って
宗三左文字:本来であれば歌仙と和泉守が気になるところではありますが、それよりも、
宗三左文字:…僕にはまだ一仕事残っていますから。今すぐにでも為さねばなりませんね
宗三左文字:この、人の気も知らずに礼を述べてくる目の前の男に…
宗三左文字:当たれば鈍く音を立てるほどの速さで、握りしめた拳をいけ好かない(愛おしい)顔に送って差し上げましょう
宗三左文字:「このっ!やっぱり無理をしたじゃないですか!馬鹿長谷部!!」
宗三左文字:のしかかって胸倉を掴んで、
宗三左文字:「こちらがせっかく身に纏われてあげているというのに突っ走って、勝手に身に負担を重ねて……!!」
宗三左文字:揺さぶって言葉を投げつけます。僕の度々にわたる忠告を無下にする刀には、このぐらいしないと伝わらないでしょう
宗三左文字:段々と目に膜が張っていく。目の先が歪んで、何かが零れ落ちてしまいそうになる
宗三左文字:…本当はそれが何であるかなんて明白ですが、この馬鹿の手前認めるのは癪ですし
宗三左文字:それに、僕はそれを気にする余裕なんてない
宗三左文字:「っ……心配、したんですよ…?」
宗三左文字:掴んだままの胸倉にすり寄って、服で目から零れる何かを拭う
宗三左文字:長谷部なんか、長谷部なんか僕のハンカチ代わりっていう大役を務めて、仕事の時間が少なくなってしまえばいいんです。
宗三左文字:だから、もう少しこのまま、僕に使われていないと許さないんですから…
へし切長谷部:「っ!」
へし切長谷部:宗三がこんなにも感情を露にするのが珍しく、そしてうれしく思ってしまう。
へし切長谷部:俺の心配をする宗三に反論する気さえ起こらない。
へし切長谷部:ただ、ただ、この刀が愛おしい。
へし切長谷部:宗三の背に手をまわし抱きしめる。
へし切長谷部:「心配させてすまなかった。俺は宗三に傷ついてほしくない。心を痛めてほしくはない」
へし切長谷部:「…しかし、俺の行動で宗三の心を乱させるなど…悪くないな」
へし切長谷部:「今後同じようなことが起こったら、俺はまた同じことをするだろう」
へし切長谷部:「その時も俺を心配してくれ」
へし切長谷部:「俺は主や宗三の為ならば汚れ仕事だろうが何だろうがやるからなぁ」
へし切長谷部:「ずっと俺だけを見ていてくれ」
宗三左文字:取り乱しているところに伸ばされた両腕
宗三左文字:もっと怒って、もっと詰ってやらねばならないというのに、この腕の中ではどうに安心してしまって
宗三左文字:だんだん力が抜けていって、より長谷部に身を預けていく
宗三左文字:「っ、わ、わかればいいんです…!もう二度と心配させないで下さいね…」
宗三左文字:と、返したと思いきや。
宗三左文字:僕の心が乱れることが、悪くない?
宗三左文字:何を、なんて生意気、長谷部のくせに……!
宗三左文字:それに、同じことを繰り返すなどと予告されてはたまりません。コイツは何故、無理をすることをやめないのでしょう。なぜ、止める前に自ら止まってはくれないのでしょう
宗三左文字:…ただ、心配してくれ、とそう言われることが、嬉しいと感じてしまうあたり、僕も毒されてしまっていますね
宗三左文字:顔を上げて、長谷部の眼を見つめながら告げる。前からしてることは同じですが、言葉にすることが大事だと、本当はわかっていますから
宗三左文字:まあ、それはそれとして?ずっと乱されっぱなしなのも許せないので
宗三左文字:「貴方も、僕から目を離さないように」
宗三左文字:無防備な唇を、僕の唇で閉じてしまいましょう。…別に、戦いの前にやられたことを根に持っているわけではありませんからね?
へし切長谷部:オッドアイというのだっただろうか。
へし切長谷部:左右非対称の美しい瞳に見つめられ、体温が上がる。
へし切長谷部:そう思った瞬間、柔らかいものが唇に触れる。
へし切長谷部:それがなにか。
へし切長谷部:そんなこと、考えなくてもわかりきっている。
へし切長谷部:「…!!」
へし切長谷部:ど、どうしたら…。
へし切長谷部:…けれど、もう少し触れたいと思う。
宗三左文字:近すぎて輪郭がぼやけながらも見える瞳、美しい鳩羽色
宗三左文字:体の揺れる様を感じ取って愉悦に浸る。ああ、やはりこうでなくては、ですね
宗三左文字:少し寂しく思いながらも一度唇を離して、名残惜しそうな長谷部の顔を堪能してあげましょう
宗三左文字:「…で、貴方からしてくれないんですか?」
宗三左文字:顎とくいと動かして誘惑する。自分からは出来ないなんて……もちろんそんなこと言いませんよね?
へし切長谷部:柔らかい唇が離れてしまう。
へし切長谷部:名残惜しい。
へし切長谷部:けれど長年の付き合いで目の前の刀の余裕な笑みを見て、からかってやろうという魂胆はお見通しだ。
へし切長谷部:「…する」
へし切長谷部:愛しい刀の顎を持ち上げ、深く口づけを送る。
へし切長谷部:俺の願いは「誰にも傷つけられない世界」。
へし切長谷部:お前が誰にも傷つけられない世界。
へし切長谷部:これからもお前を守るから、そのために力を貸してくれ。
へし切長谷部:だから、ずっと俺の隣にいろ。
へし切長谷部:〆

監督:おつかれさまでしたー!
監督:このふた振り、一番関係進んでますよね…ごちそうさまでした( ˘ω˘)

シーン4:歌仙兼定&和泉守兼定

監督:では、最後はどうなるんですかね!のおふた振り
監督:歌仙と和泉守のエクリプスペア、お願いしますっ
歌仙兼定:あぁ、構わないよ
和泉守兼定:最後だな…よろしく頼むぜ之定
歌仙兼定:でははじめようか、よろしく、和泉の。
 

歌仙兼定:手の中には1枚の仮面。
歌仙兼定:フラワーガーデンより戻った際、こんのすけより渡されたそれは…もう一度戦う意志を決めた証のようなものだった。
歌仙兼定:戻った際には主が涙を浮かべて喜んでくれたが、手の中にある仮面を見て複雑そうな表情をしていたのが忘れられない。
歌仙兼定:きっと、受け取らずとも主は自分を責めない。
歌仙兼定:けれど、己は刀でありこの本丸の初期刀である。
歌仙兼定:戦わない刀など、ただの美術品であり…それは、もう一度戦う意味を知った自分にとって今は戻ることのできない選択だった。
歌仙兼定: 
歌仙兼定:それに…
歌仙兼定: 
歌仙兼定:「この仮面、つけたら僕がこんのすけになった気分だ」
歌仙兼定: 
歌仙兼定:隣りにいる自分より背の高い大事な存在とのかけがえのない繋がりを、自分から断ち切ることなど到底できなかったのだ。
歌仙兼定:願いを諦めることも、あの子を忘れることもできないまま、死ぬこともできないまま。
歌仙兼定:あぁなんと、僕は中途半端な刀だろうか。
歌仙兼定: 
歌仙兼定:「和泉の、弁当を作ったんだ。少し、外に出かけないか」
歌仙兼定:胸を締め付けられるような気持ちになりながら、少し震える声で声を掛けた。
和泉守兼定:オレたちの方がエクリプスと化していた。
和泉守兼定:それはあまりにも衝撃的で、主からの喜びの声もぼやけて聞こえた。
和泉守兼定:だが、ふと見た之定の表情があまりにも…だからオレは、
和泉守兼定: 
和泉守兼定:之定の声ではっとする。
和泉守兼定:オレは袋を1つ抱えたまま突っ立っていた。
和泉守兼定:しかし、すぐにと返した。
和泉守兼定:「…こんのすけだろうがなんだろうがやってやろうじゃねぇかってことだろ?」
和泉守兼定:政府からも主からもお咎めはなく、仮面も渡された。
和泉守兼定:ついでにロアテラがどうだの危険だろうなんざ関係ない。
和泉守兼定:オレたちは戦い続けるだけだ。
和泉守兼定:もとよりそう考えていた。
和泉守兼定: 
和泉守兼定:それに、之定と少しでも長くともに過ごしたいと。
和泉守兼定:…初めて会ったその時から惚れていたんだ。仕方ねぇだろ。
和泉守兼定: 
和泉守兼定:「弁当か。そりゃあいいな。今日はまあまあ暖かいしな。」
和泉守兼定:外の陽気を思い出しつつ
和泉守兼定:「つっても…之定はもう少し着込んだ方がいいんじゃないか?」
歌仙兼定:「ふふ、そうだね。じゃあ君の羽織を借りようかな」
歌仙兼定:拒まれない言葉に、少しだけ笑みを浮かべる。
歌仙兼定:今日は少し、誰にも邪魔されない場所に行きたかったのだ。
歌仙兼定:晴れ渡った空だから、あの場所の見晴らしはとてもいいはずだ。
歌仙兼定: 
歌仙兼定:移動した先は小高い丘で、あぁやはり、この場所からは本丸がきれいに一望できる。
歌仙兼定:以前にも、…今はいなくなってしまったあの子と来たりしたもので…やはりあの日のことは忘れられそうもない。
歌仙兼定:「仮面を受け取ったこと、君はすんなり受け入れてくれたね」
歌仙兼定:もとより血の気の多い兼定の流れを強く継いだ刀だ。
歌仙兼定:きっと、それを当然のものとして受け入れるのだろうとは心の何処かで思っていた。
歌仙兼定:けれど、この仮面が示す重みのことは、きっと彼は知らない。
歌仙兼定:「もう、後はないけれど後悔はないよ、僕はね…。……、君はどうだい?」
和泉守兼定:たどり着いて小高い丘から見える空は何よりも綺麗に澄み渡っていた。
和泉守兼定: 
和泉守兼定:「なんてったってかっこよくて強い流行りの刀で兼定、だからな」
和泉守兼定:当たり前だろと胸を張る。
和泉守兼定:之定はオレが何も知らないと思っているんだろうか。
和泉守兼定:確かに全てを知っているわけでもない。
和泉守兼定:だがこの仮面がどう言う意味を持つのかは知っている。
和泉守兼定:それでも、アンタと続けていきたいと思ったんだ。
和泉守兼定:「後悔なんざするわけねぇ。アンタと同じだ」
歌仙兼定:「そうか、やはり君も兼定だね」
歌仙兼定:後がない。そんなリスクを背負ってでも叶えたい願いがある。
歌仙兼定:だからこそ紫のアネモネはまだ僕たちの心に咲いているのだ。
歌仙兼定:やはり、君も和泉守兼定なのだと、今更ながら思い知ったような気持ちだ。
歌仙兼定:「……今日ここに君を連れてきたのは、もっと別の話を、しようと思ったのだけどね」
歌仙兼定:目線をそらし、まっすぐに本丸を見つめながら、ぽつりと言葉を漏らす。
歌仙兼定:ここで逃げる訳にはいかないのだ。
歌仙兼定:僕には僕の挟持もあれば、願いがあるのだから。
歌仙兼定:「君にずっと、謝ろうと思ってたんだ」
歌仙兼定:「僕は確かに、君を、君のままには見ていなかった」
和泉守兼定:「あ〜……別に謝れってことでもねぇけどな」
和泉守兼定:と頬をかきながら答える。
和泉守兼定:「…オレじゃないオレを見ていた。それが…今まで耐えきれなかった。オレだけを見ろって」
和泉守兼定:「…ガキかってんだよな」
歌仙兼定:頬を掻く様子に少しだけ、目を細めて首を横に振る。
歌仙兼定:「いや、誰だって気分のいいものではないだろうさ」
歌仙兼定:和泉守兼定は確かに本丸の中で一番年若い刀だが、子供のようでそうではないことを僕は知っている。
歌仙兼定:「…季節は僕にも巡ってくると、鶯丸が言っていたね」
歌仙兼定:言葉を噛みしめるように、逃げないように…頭一つ分高い和泉守の顔を見上げながら口を開く。
歌仙兼定:「僕は…きっとこれからもあの子の事を忘れることはできそうもないし、思い出してしまう事も懐かしむこともあるけれど…」
歌仙兼定:「それでも、僕は君が大事だから、君を見て共に生きて…巡ってくる春を感じたいと思うよ」
和泉守兼定:「……」
和泉守兼定:「オレは!……アンタの、ことが…………………」
和泉守兼定:勢いよく話し始めたその口は次第に小さくなっていき、ついには俯いて閉じてしまう。
和泉守兼定:………
和泉守兼定:いや、今言うべきだろう。
和泉守兼定:逃げるは武士の恥だ。
和泉守兼定: 
和泉守兼定:ぐわん!と勢いよく顔を上げる。
和泉守兼定:「だから之定が一振り目のオレのことを忘れられなかろうがなんだろうが…そりゃあたまにはあれだろうが。全部受け入れる」
和泉守兼定:「……アンタと共に何度も春を感じたい」
和泉守兼定:まっすぐにその瞳を見つめ返す。
和泉守兼定:だがすぐに目線を弁当へと向け
和泉守兼定:「はぁー!腹が減ったぜ!せっかく作ってきたんだろ食べようぜ」
和泉守兼定:…恥ずかしくなったとかじゃあないぜ。腹が空いてんだ。
歌仙兼定:「……そうか」
歌仙兼定:眼の前で繰り広げられた百面相の後、意を決したように紡がれた言葉に…心は暖かなもので満たされた気持ちになる。
歌仙兼定:その分染まった頬をぺちぺちと叩いて、あぁ、と一つ頷いた。
歌仙兼定:そうだ、これは今日の目標なのだ。
歌仙兼定:「今日のは自信作なんだ、君もきっと喜ぶ」
歌仙兼定:あの子は甘い味付けが好きだった。
歌仙兼定:君は、少し塩辛い味が好き。
歌仙兼定:もうそれが、正しく理解できるようになったから。
歌仙兼定:「…さぁ、共においしいごはんをいただくとしよう」
歌仙兼定: 
歌仙兼定:願いは変わる。 もう、おいしいごはんは二人で食べられるようになったから。
歌仙兼定:これからはこれをずっと、永遠に。
歌仙兼定:めぐる季節を感じながら食べていけるといい。
歌仙兼定:そう願うのだった。
歌仙兼定: 
歌仙兼定: 
歌仙兼定:〆


監督:おつかれさまでした!
監督:これにて、銀剣のステラナイツ 刀剣卓「男士の絆」 閉幕となります!


監督:最後にせっかくなので皆さんにこれを配らせてくださいね
監督:勲章です。
監督:勝利の騎士:全員
監督:終撃の騎士:鶯丸
監督:鉄壁の騎士:なし
監督:模範の騎士:全員
監督:共闘の騎士:全員
監督:そして最後に
監督:誠義の騎士:全員
監督: 
監督:以上どうぞキャラシにメモしてお持ち帰りくださいませ
監督: 
監督: 
監督:あとは感想などいただけたら嬉しいですね!
監督:どうぞゆるりと好きにしゃべって!ツイッターなどでもいろいろ発信してもらえたら喜んでふぁぼしにまいります!
監督:後少し宣伝しますね
監督:3月刀剣卓は非公式サプリ「オルトリヴート」を採用した刀剣卓となります。
監督:女神に見捨てられた世界の本丸の話になりますので、全体的に薄暗いドシリアスになるかと思われます
エクリプスペアに長谷部&日本号
陸奥守&和泉守
鳴狐&小狐丸
三日月&骨喰

監督:という布陣でやっていきますので、お暇が取れる方はぜひ観劇してくださいませ~~

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です