刀剣ステラナイツ― 男士の絆5― 第1回ログ

アイキャッチイラストは和泉守、骨喰の立ち絵はぎゅうにゅう様のフリー立ち絵をお借りしています。その他立ち絵はそれぞれ参加メンバーの自作です。

登場人物
※ブリンガー×シースであり、CP表記ではありません
厚藤四郎×乱藤四郎(エクリプス) キャラシ
山姥切長義×南泉一文字 キャラシ
明石国行×愛染国俊 キャラシ
鯰尾藤四郎×骨喰藤四郎 キャラシ

異端の騎士が現れる。
心と願いをゆがませた、星喰いの騎士が現れる。
此度の決闘、願いの決闘場に咲き乱れるは、
赤色のバラ、白色のバラ、青色のヒガンバナ
そして舞台の中央に咲くは一輪の歪な、黄色のヒルガオ
 
銀剣のステラナイツ ~男士の絆5~
 
願いあるならば剣をとれ
二人の願い、勝利を以て証明せよ
 
 
第5回目となります、宜しくお願い致します。

【序章】


監督:明石国行、山姥切長義、鯰尾藤四郎。
監督:貴方達三振りはとある日、審神者の
監督:呼び出しを受けます。
監督:貴方達と審神者の他に姿はなく、何やら込み入った話であることが伺えるでしょう。
審神者:「皆、揃ったかい?」と全員の顔を見渡す。
鯰尾 藤四郎:「主さ~~ん、何か御用ですか…って、山姥切さんと明石さん?」
明石 国行:「なんや空気が重いですやん。…はぁ」
山姥切 長義:二人の姿を見てから、「全員いるようだけれど、要件は何かな」と主に
審神者:うんうん、と全員の姿を確認し——「さて、既に君達には告示がいっている筈だ」
審神者:「此度の決闘、中央に咲くは歪な黄色のヒルガオ。……該当するのは、彼らしかいない」
鯰尾 藤四郎:「黄色のヒルガオって…まさか!」
明石 国行:「まぁわかりますわ。そんなペア、この本丸にはあの子らしかおりませんからなぁ」 やれやれ、と頭をかき
山姥切 長義:あくまで冷静に「乱藤四郎と厚藤四郎のペアだね」
山姥切 長義:「たしかあの二人……特に乱藤四郎の方は一度堕ちているという話を聞いたことがあるが」
鯰尾 藤四郎:「…、厚、乱…」心配そうに顔を曇らせながら
明石 国行:「そうですわ。せやから……乱にはもう後がないっちゅーわけですわ。…いや、すでに終わってる」 深く頷く
審神者:「あぁ、その通り。乱は一度、仮面を受け取っている。厚と願いを共にした過程は……彼らの話だからこちらから語るのはよそう」
審神者:「明石の言う通り、乱はもう後がない」
審神者:「……この件に関して、こちらからは関与できない」
審神者:「厳しいものになると思うが、皆、宜しく頼む」
明石 国行:「いーんですか。主はん。自分らがあの子ら倒したら…二人共、ステラナイトとしての未来はなくなるに等しいんやで」
鯰尾 藤四郎:「…」無言で
山姥切 長義:「気に病むことはない」ほぅ、と息を吐いて主を見た後二人に視線を送りましょう
審神者:「けれど、彼らに膝をつかせなければこの世界自体が歪む。そうなれば明石、君の願いも叶わない。明石だけではない、他の者たちのも、だ」
鯰尾 藤四郎:「…わかってます。あいつらの願いを叶えさせちゃいけない…」
明石 国行:「………まぁ、そう言わはるなら自分は、精一杯やりましょ。命のやりとりでやる気ないとは言ってられまへんからなぁ」
鯰尾 藤四郎:「俺たちにも譲れないものがありますから!」なんとかなりますって!
山姥切 長義:「鯰尾は変わらないね」くすりと笑って、ストンと表情を落として
山姥切 長義:「相手が誰であろうと同じこと、切って捨てればいいだけだ」「そうだろう?」と二人に問うように視線を向ける
審神者:「鯰尾には辛いことになると思うが、今回は君たちに全て任せなければならない」
審神者:「……すまないね、力不足で」
鯰尾 藤四郎:「う~ん、変わらない…でしょうか?」記憶がなくても前を見るがモットーですよ!
明石 国行:「こればかりは自分らの責任ですわ。主はんに何かできたわけじゃあらしませんやろ」 やれやれ、と肩をすくめる。堕ちる事となるのは本人たちの力不足でしかないのだから。
明石 国行:「とはいえ…この事、他の粟田口…特に一期一振には言わんといてくれまへんか」
鯰尾 藤四郎:「明石さん…」ちょっとびっくり
審神者:「今回の件は、君達三振りと、君達のパートナーにしか知らせていない」
審神者:「……厳しいことを口にしつつも、やはり兄だね、明石」
山姥切 長義:「隠していてもいつか明らかになるだろうに」と呆れつつ
明石 国行:「…面倒なだけですわ。アレが自分に絡んでくるのはわかりきってますからなぁ」 この中では、と。
鯰尾 藤四郎:「ふふ、意外と気配りができて優しいところもあるんですね!」新発見だ!
鯰尾 藤四郎:(でも…いちにぃなら気づきそうではあるんですけど…)
審神者:「最低でも三日、戦いが終わるまでは漏らさないように尽くす。けれど、山姥切の言う通り、いずれ明らかになることだ。乱の仮面という物証があるのだから」
審神者:「重ね重ねになるが……宜しく頼む」
明石 国行:「……ま、色々考えるところもありますやろ。今は…本人らですら気ぃついてないんや」 その時点で漏らす必要もない、と。
明石 国行:「しかたありまへんなぁ。精々自分らが同じ道を辿らんよう祈っておいてもらいましょ」
山姥切 長義:「ならばその通りに。こちらも漏らしはしないよ。……本人が感づくかはともかく」首肯して
山姥切 長義:「では、話はこれくらいかな?」と膝を立てて退席の素振りを
鯰尾 藤四郎:「任せてください!」了承です!
審神者:「ああ、話は終わりだ。では戦いに向けて、皆休んでくれ」
 
監督:そうして、夜は更ける。三日後の彼らがどうなるか——それは未だ、誰にも分らない。
 
 
監督:シーンカット
監督:ブリンガーのお三方、ありがとうございました!
監督:ではこれより、第一章へと移ります。
 

■第一章

【黄色のヒルガオ:厚藤四郎&乱藤四郎】

監督:ではエクリプスペア、厚&乱からになります。
監督:時間は30分目安、RP開始と同時にアラームを設置します。
厚 藤四郎:よっと
乱 藤四郎:ボクたちにまかせてっ☆
厚 藤四郎:じゃあシーン表振るぜ
厚 藤四郎:TVS
StellarKnights :刀剣乱舞シチュエーション表(3[3]) → 内番。畑仕事だ、今日も野菜が語り掛けてくるぞぅ

厚 藤四郎:たまには土いじりもいいよな。
厚 藤四郎:乱……大丈夫か?
乱 藤四郎:え~ 手にまめができちゃうよ
乱 藤四郎:でも、まあ厚と一緒なら頑張ろうかな。あっでも!
乱 藤四郎:畑当番終わったら、ちょーっと付きあってもらうからね!
厚 藤四郎:うん?まあ、その前に畑当番だからな!
乱 藤四郎:わかってるってばぁ……
厚 藤四郎: 
厚 藤四郎: 
厚 藤四郎:今日、割り振られた仕事は畑当番だった。
厚 藤四郎:相方の名前を確認してみると、どこにあったのは『乱藤四郎』。兄弟であり、同じ願いを持って戦う、いわば相棒。
厚 藤四郎:乱の元へ行ってそのまま畑に行こうか、と一度部屋へと足早に向かう。
厚 藤四郎:「乱、今日オレと畑当番だってさ」
厚 藤四郎:割り振られた大部屋を開けて、中にいるであろう乱にそう告げる。
乱 藤四郎:「えっ、今日も畑当番?」
乱 藤四郎:手にとっていたリップを鏡台において、厚の呼びかけに応える。
乱 藤四郎:「最近新しい子優先で組んでたのにぃ……」
乱 藤四郎:思わず泣き言のような言葉が出るのも仕方のないこと。
乱 藤四郎:それはボクは畑当番があんまり好きじゃないから。
乱 藤四郎:それは、折角した飾り付けが土に汚れるからかもしれないし、あるいは。
乱 藤四郎:  を思い出すからかもしれない。……何を考えてたっけ?
乱 藤四郎:「待たせてゴメンッ!今いく!」
乱 藤四郎:それだけ告げて、シュシュを手に取り立ち上がった。
厚 藤四郎:「お、おう」
厚 藤四郎:オレは畑当番は嫌いじゃないけど、乱は好きじゃないって知ってるから
厚 藤四郎:引っ張ってでも……なんて考えていたんだが、想像と違った乱の様子に思わず戸惑った。
厚 藤四郎:何かあったっけ?と首を傾げて最近のことを思い出してみても、思い当たる節はない。
厚 藤四郎:まあ、さっさとやれば早く終わるし、珍しくやる気になっているみたいだから、まあいいか、と納得して、畑へと向かう。
厚 藤四郎:草むしりをして、育てている作物に水をやって、もうじき種を植える予定の土を耕していたら、あっという間に時間は過ぎていく。
乱 藤四郎:「ふぅ、汗でびしょ濡れになっちゃった」
乱 藤四郎:首を傾げながらどこかぼんやりした表情に何か引っかかるものを感じるも、一瞬のこと。
乱 藤四郎:苦手な作業をこなしていくうち時間は過ぎ、気がつけば当初の仕事も残り少し。
乱 藤四郎:「厚~ボクはもう少しで終わるけど、そっちはどう?」
乱 藤四郎:少し弾んだ声で問いかけたのは、苦手な仕事の終わりを感じた故か。それとも仕事終わりのちょっとした遊びを楽しむにするが故か。
厚 藤四郎:「うーんと……、大体終わり、かなっと」
厚 藤四郎:大将からの言いつけを紙に書いたものを見直してみると、使った道具の片付けをすれば終わりだ。
厚 藤四郎:ちらっと見るとトウモロコシやトマトが美味そうに実っているが、収穫は大人数でやる一大イベントみたいなものだから、今日は触らない。
厚 藤四郎:普段は、畑当番は嫌いだっていってるやつらも、収穫の時だけは張り切ったりして、現金だよなって思ったり。
厚 藤四郎:そんなことを考えながら、使った道具を纏めて乱の元へと向かう。
厚 藤四郎:「後は片付けって感じだな。今日は早く終わったな」
乱 藤四郎:「片付けまでキチンと!だよねっ」
乱 藤四郎:厚が手に持った道具を一部受け取りながら、弾んだ声でそう返す。
乱 藤四郎:大切に物を使う、というのは自分たちの存在上、割と苦ではないのだ。
乱 藤四郎:「……で、早く終わったから、ね?」と小走りで隣に並び、肩を揃えつつ
乱 藤四郎:「お風呂入って~で、久しぶりに厚のこと飾っちゃっていい?」
厚 藤四郎:今日はなんだかやる気っぽい、と思っていたら、これがやりたかったのか。
厚 藤四郎:「……あー、別にいいけどさ、ああいうのは、乱だから似合うモンなんじゃないか?」
厚 藤四郎:乱が持ってくる「飾り」を思い出して、少し苦いものが込み上げる。
厚 藤四郎:やたらと楽しそうだから、あんまり嫌がっても……と思ってはいるが、ああいうのはオレには似合うとは思わないんだけど。
乱 藤四郎:「ボクに似合う系統もあるけど、」
乱 藤四郎:とその場でくるりとターンする。お気に入りのシュシュとリップ。それとかわいい装飾具をキラリと示して、
乱 藤四郎:「こういう系統はボク向き。でも今度厚につけてほしいのは同じタイプの別のやつ!」
乱 藤四郎:「大丈夫、ボクがしーっかり厚に似合うように見立てるからさ!」
乱 藤四郎:で、と一歩先で指を突きつけて
乱 藤四郎:「……だから、厚はどーんと構えてて!」
厚 藤四郎:何が「だから」なのか、良く分からないけれど、こういう時の乱は止めたって止まらない。
厚 藤四郎:「分かったよ。お手柔らかに、な?」
厚 藤四郎:先にOKと言っておいた方が、後が楽だ。……今までが、そうだった。
厚 藤四郎:「んっとじゃ、早く片付けて、戻るぞ」
厚 藤四郎:道具を持ってくれた乱の腕を引いて、物置へと向かう。
厚 藤四郎:付喪神が風邪をひく、かどうかは分からないけれど、汗は早く洗い流してしまった方がいい。
厚 藤四郎:今日は一体どんなことになるのやら。
厚 藤四郎:全く想像はつかないけれどーー結局のところ、乱が楽しんでくれたらそれでいっか、なんて思う、自分もいる。
 
 
厚 藤四郎:〆

監督:厚乱ペア、お疲れ様でした!
監督:では続いて、明石愛染ペア、ご準備お願い致します。
監督:ブーケ、739でした。


 
【赤色のバラ:明石国行&愛染国俊】

明石 国行:さて、自分らの出番がきましたなぁ
愛染 国俊:だな!いっちょいくか!
明石 国行:シーン表振らせてもらいます
明石 国行:TVS
StellarKnights :刀剣乱舞シチュエーション表(5[5]) → お風呂。本丸にある温泉は今日も湯加減最適だ。

明石 国行:ほーん
監督:では、赤バラペア、ご準備宜しいでしょうか?
愛染 国俊:いっぱい汗かいたら風呂に入んないとな!
明石 国行:何して汗かいたんですやろか
明石 国行:ま、描写していきましょかね
愛染 国俊:稽古…って言いたいところだけど国行だろ???
明石 国行:だらだらしてたとこ、蛍丸と稽古終わりの国俊につれてかれたでもええですな
明石 国行:だらだら見学していた。
明石 国行:よし。
愛染 国俊:そうだな!じゃあ頼んだぜ、国行!
明石 国行:でははじめますわ
 
 
明石 国行:――――かぽーーーーん。
 
明石 国行:この本丸の風呂は広い。
明石 国行:100振りを超える刀剣男士が暮らす本丸であるから当然だが、露天風呂すら完備されているこの本丸の設備はかなり整ってる方と言えるだろうか。
明石 国行:「はぁ……えぇ湯や…」
明石 国行:まだ日の高いうちから目の上にタオルを置いて、だらだらと湯に浸かるのも、非番ならではの贅沢だろう。
明石 国行:今日は、ゆっくりしておこうと思ったのだが、稽古をするという愛染と蛍丸に引きずられて一日道場に居た。
明石 国行:とはいっても、自分はだらだら見学をするのが殆どで、木刀を握ったのはほんの少しだけ…なのだが。
愛染 国俊:「お~~~い、国行~。いくら湯加減がいいからってそのまま寝んなよ~~??」
愛染 国俊:むりやりオレと蛍の稽古に付き合わせて、そのままこの風呂場に直行したが。
愛染 国俊:このままだと眠ってしまいかねない自称保護者に注意喚起する。
愛染 国俊:だいたい、非番の日とはいえ、部屋の中で一日ゴロゴロしてるのはよくない!
愛染 国俊:決して寂しいとかそういうんじゃないぞ?!違うからな?!
明石 国行:「せやかて、今日は誰かさんに引きずられてしもおて疲れ果ててもうたからなぁ」
明石 国行:出来れば1日中だらだらしていたいし、働きたくないし、動きたくもない。
明石 国行:が、そうはさせてくれないのが随分見た目の年が離れて見える弟二人なのだ。
明石 国行:まだまだ、”今の”蛍丸と二人でいるのには慣れてないとも言える。…愛染も、自分も。
明石 国行:「国俊、湯につかるときは飛び込み禁止やで」 タオルをずらして見上げると、覗き込む顔が見えた。
愛染 国俊:「引きずられて疲れるってなんだよ…」
愛染 国俊:相変わらずの反応に肩を落とす
愛染 国俊:まぁそれが国行っちゃあ国行らしいんだけどさ…
愛染 国俊:「な、何言ってんだよ!!?ベ、別に飛び込んだりなんかしねぇし!?」
愛染 国俊:明らかに動揺している…でもさ、一番風呂って気分がこう…な??
愛染 国俊:「そういう国行もいつまでも浸かってたらふやけちまうぞ!」
愛染 国俊:「どうせなら背中でも流してやろうか?」
明石 国行:「この間は盛大に蛍と二人で湯ーかけてきたやろ」
明石 国行:あれは悪ふざけというのはわかっているが。
明石 国行:あ、この顔はダメなやつですわ…うずうずしている。
明石 国行:「あかんて、お前がやると後に続いてくる蛍がもっと暴…あっ」
明石 国行:離れた所で盛大に飛び込んでいる蛍丸を目の当たりにして苦笑する。もう遅かった。
明石 国行:「ほーん?国俊が自分の背中流してくれますのん?そらありがたいですなぁ」
明石 国行:意地悪気な笑みを向け、重い腰を上げる。
明石 国行:たまにはそういうのもいい。
愛染 国俊:「あ!!?蛍ずりぃ!!!」
愛染 国俊:あ…気づいたときにはそう口走ってしまっていた…
愛染 国俊:ま、まぁオレは大人だけど~、子ども心は忘れちゃいけないよな、うん(?)
愛染 国俊:「おう!任せろ」と上がってきた国行のことを座らせて背中に泡立てたスポンジでごしごしと!
明石 国行:「ちょー待ちぃや。国俊は自分の背中流してくれますのやろ?」
明石 国行:うずうずしている肩をがっちり掴んで笑みを落とす。
明石 国行:こちらに手を振る蛍丸には笑顔で手を振り返すが、愛染を逃がすつもりはないので洗い場まで共に行き、背中を流してもらう。
明石 国行:子供の手には広いだろう背中をごっしごっしと洗ってくる。ごしごしと。ちょっと痛い。
明石 国行:「あいたたた、こら、人の背中洗う時はもうちょっと優しくしぃや」
愛染 国俊:つい国行の背中に目がいってしまう…
愛染 国俊:やっぱり、オレ達とは体つきが違う…ううっ、やっぱり悔しい。
愛染 国俊:ついつい擦る手に力がかかってしまうのは嫉妬ゆえか。
愛染 国俊:「ととと、わりいわりい!!」
愛染 国俊:今度は優しく~~~
愛染 国俊:最後にお湯をかけて
愛染 国俊:「よ~~~し!綺麗になったぜ国行!」満面の笑みで
愛染 国俊:後ろで蛍がずる~~~いとか言ってるが、まぁ今は自分の仕事に満足しとこう!
明石 国行:「そうそう優しく…ってくすぐったいやろ、それは」
明石 国行:笑っていると湯をかけられて、終わりを告げる。
明石 国行:ずるいと言う蛍丸にもなにかしてもらうかとも思うが、何かまだ勿体無い気もするのだ。
明石 国行:「背中だけで終わりかいな。前まで洗ってもらっても構わへんけどなぁ」
明石 国行:ニヤニヤした笑みを浮かべて振り返った。
愛染 国俊:「は!?いや!!それくらいは自分でやれよ!!?」
愛染 国俊:思わぬ返しに少し顔が朱に染まる。
愛染 国俊:「そこまで怠惰な奴に育てられた覚えはねぇんだからな!!」
愛染 国俊:明らかに動揺し自分のタオルでぺチッとささやかな反撃
明石 国行:「怠惰関係ないやろ」
明石 国行:思わず真顔でツッコミを入れてしまう、違う。そうじゃない。
明石 国行:そうそうこの顔。
明石 国行:この顔が良いと思う、愛染はくるくると表情が変わるので面白い。
明石 国行:蛍丸は猫可愛がりしたくなるが、愛染にはどうしてもこの顔をして欲しくなるのだ。
明石 国行:タオルでの可愛い反撃をしながら、ぷりぷりと湯の方に向かう愛染の背中を見ながらくっくっくと笑みを浮かべる。
明石 国行:その後、「俺もやる!!」と言って突撃してきた蛍丸に前から力任せに洗われてしまい、別の意味でへとへとになってしまうのはまた、違うお話である。

 
明石 国行:〆

監督:赤バラペア、ありがとうございました!
監督:ではカウントしている間、山姥切長義&南泉一文字ペア、ご準備お願いします
南泉 一文字:にゃ。
監督:先程の赤バラペア、1036、です
山姥切 長義:さて、始めようか。用意はいいかな、猫殺しくん?

【白色のバラ:山姥切長義&南泉一文字】

南泉 一文字:いつでもいいぜぇ
山姥切 長義:ではシーン表
山姥切 長義:TVS
StellarKnights :刀剣乱舞シチュエーション表(3[3]) → 内番。畑仕事だ、今日も野菜が語り掛けてくるぞぅ

山姥切 長義:……畑が俺を嫌っている
南泉 一文字:げ。(仕事押し付けられる)
南泉 一文字:畑は何も嫌わない、にゃ
山姥切 長義:山姥を切った刀だからね。一説によれば山姥は豊穣の女神ともいうだろう?
山姥切 長義:猫を切って猫に呪われた猫殺しくんならわかると思うんだけれど
南泉 一文字:そうやって仕事から逃げるんじゃねー、にゃ
南泉 一文字:だが眠気は誘う…ふかふか……
山姥切 長義:そういう猫殺しくんこそ呪いを理由にサボらないで欲しいな
監督:ふふ、ご準備出来ましたらお願いします!
南泉 一文字:さぼらない!…にゃ! にゃー!
山姥切 長義:語尾が猫になったままだと可愛いだけだよ っと
山姥切 長義:大丈夫だ、はじめていこうか

 
山姥切 長義:畑仕事。
山姥切 長義:様々な実りを感じる本丸の畑のことを好きになるか嫌いになるかは刀次第。
山姥切 長義:そう、かつて政府の誰かが言ったのを小耳に挟んだ覚えがある。
山姥切 長義:「俺の仕事ではない……かな」
山姥切 長義:実際に本丸で取り組んだ後、思ったのはこの一言に過ぎる。
山姥切 長義:人の体を持ち、人の子に使われていた頃にもやったことのないこの仕事は、汚れるし面倒事が多いしであまり良い気分のものではない。
山姥切 長義:「というわけで、‥‥猫殺しくん?」
山姥切 長義:というわけで、そう。昔馴染みをからかいたくなるのも仕方ないことなのだ。
山姥切 長義:人差し指を猫殺しくんの顔に近づけたまま、声を掛けた。
南泉 一文字:「夏の野菜がもうすぐ収穫時期だなぁ」
南泉 一文字:水をまき、きらきらと光る飛沫に目を細める。
南泉 一文字:もうすぐ田んぼの方では田植えも始まる、そうするとこの内番仕事はまた忙しくなり人手を要する。
南泉 一文字:本丸ではまだまだ新参者に近い俺達は例外なく駆り出されるだろう。
南泉 一文字:ため息をつく長義を尻目にやれやれと肩をすくめる。
南泉 一文字:この相棒は、本当に畑を嫌がる。
南泉 一文字:呪いだというが、絶対にそれだけではない。
南泉 一文字:日焼けをするとすぐ痛いと言うくせに。陽の光を強く受けながらも晒された首筋を見て、乱暴にフードを被せてやる。
南泉 一文字:「なんだ、にゃ」
南泉 一文字:意地悪そうな目を向けられるのももう慣れた。次は一体何をしてくる気なんだろう。
山姥切 長義:自分のちょっとした仕掛けをサラリと躱し、あまつさえこちらを気遣う素振りを見せる目の前の彼。
山姥切 長義:そんな様子に少し内心むくれて、それでも外面だけは完璧に取り繕いながら返す。
山姥切 長義:「なんでもない、……よ!」
山姥切 長義:ぐい、と裾を引っ張って、急な静止に目を瞬かせる彼を眺める。
山姥切 長義:澄ました顔を崩した姿を眺め、ようやくいつもの様子を取り戻した気になった。
南泉 一文字:少しむくれたようにも見える声に、首をかしげる。
南泉 一文字:手持ち無沙汰のようになってしまった指を見て、ぽん、と心の中でてをうった。
南泉 一文字:今気づいたなど、言わぬが花だろう。
南泉 一文字:そっとその手を降ろさせて、すまし顔。
南泉 一文字:しかしそこから反逆してくるのが山姥切長義という男だ。ぐいっと裾は掴まれてしまった。
南泉 一文字:「…そーかよ。んじゃーさっさと水撒き終わらせようぜ」
南泉 一文字:目を瞬かせたものの、いつもの様子にこいつが戻ったならそれ以上は突っ込まない。
南泉 一文字:そうしなければならない、己のために。
南泉 一文字:それはいつもの日常で。
南泉 一文字:二日後には仲間同士で戦わねばならぬというのに穏やかな時間だと、そう思った。
山姥切 長義:水を撒くと当たり前だが土が泥濘む。
山姥切 長義:そうすると泥が跳ねる……そこまで考えて眉を顰めた。
山姥切 長義:「わかってるよ」
山姥切 長義:泥跳ねに対する憂鬱に、戦いのやるせなさと相棒の態度に対する不満を押し込む。
山姥切 長義:「……もうすぐ、皆が手を掛けたこの畑も収穫。で、次は田んぼの作業か」
山姥切 長義:先のことに思いを馳せることで、形容し難い諸々を振り払った。
南泉 一文字:「そうなるにゃあ」
南泉 一文字:己も初めての季節を迎えることとなるので、勝手はまだよくわからないが。
南泉 一文字:鯰尾や物吉がそう言うからそのはずだと頷く。
南泉 一文字:「ったく、そんな憎らしげに畑をみてるんじゃねーよ、にゃ」
南泉 一文字:ごす、と憂鬱な顔をしているその頭にチョップを落とす。
南泉 一文字:「ここから採れたもんが俺らの口に入るんだろ。……食べるんだろ、…にゃ」
南泉 一文字:もごもごと口を動かす。
南泉 一文字:あの件についてはとっくに果たしたと思っているが、こいつはしつこく隣に来るから仕方ない。
南泉 一文字:これもまた腐れ縁だからこそかと、そう思い宙を見上げた。
山姥切 長義:「そうだね、この本丸の食事はとても美味しいから楽しみだ」
山姥切 長義:つい昨日の夕餉を思い出し、思わず口を緩ませる。隣の猫殺しくんはなにやら微妙な表情のようだ。
山姥切 長義:仕方ないな、といわんばかりの態度を取り繕い、続ける。
山姥切 長義:「……で、猫殺しくん?今度の非番だけど」
山姥切 長義:はじめて連れて行った時の、どこか距離のある様子を思い出して一瞬言葉を止めた。
山姥切 長義:こんなところで躊躇するなんて長義作の名刀らしくはない、と息を吸って言い切る。
山姥切 長義:「また、……付きあってくれるよね?」
山姥切 長義:言外に”約束”なんだから、と滲ませて締める。
南泉 一文字:「あ?非番?」
南泉 一文字:非番に何か予定でもあったかと思い、首をかしげる。
南泉 一文字:「………また」
南泉 一文字:あぁ、やっぱり。
南泉 一文字:こいつの中ではまだ、終わってないのか。
南泉 一文字:なぜそう思うのかはわからない。俺は、ちゃんと果たしたはずの約束。
南泉 一文字:己のコンプレックスと、昔なじみに逆らえないこととの間で揺れ動いて、息をつく。
南泉 一文字:「……仕方ない、にゃあ…」
南泉 一文字:苦笑したそのときには水はもう全てにまき終えていた。
南泉 一文字:やはり、どうあがいても俺はこの男には勝てない仕様らしい。
山姥切 長義:当然の返事に当たり前だ、と頷きつつ水撒きの道具を片手にそっとため息をつく。
山姥切 長義:かつて共にあったようにありたいだけなのに、どうしてお互い変わってしまったのだろうか。
山姥切 長義:人の身というものは儘ならないものだ。
山姥切 長義:「……じゃあ、先に道具を持っていっておくから残りは任せた」
山姥切 長義:そう振り返らずに言い、彼に背を向け本丸に戻っていった。
山姥切 長義:締め!

 
監督:お疲れ様でした!ブーケカウントしますので、お待ちください
監督:白バラペアのブーケ、702、でした!ありがとうございました!
 

【青色のヒガンバナ:鯰尾藤四郎&骨喰藤四郎】

監督:一章最後、鯰尾骨喰ペアになります。宜しくお願い致します。
鯰尾 藤四郎:はいはーい!よろしくねっ
骨喰 藤四郎:…よろしく
鯰尾 藤四郎:顔が固いぞ~骨喰♪
鯰尾 藤四郎:じゃあシーン表振りますね!
鯰尾 藤四郎:TVS 何が出るかな?
StellarKnights :刀剣乱舞シチュエーション表(6[6]) → 遠征。おにぎり片手に近場に遠征だ、何かお土産はあるかな?

骨喰 藤四郎:遠征、か
鯰尾 藤四郎:遠征だ!
鯰尾 藤四郎:そうだな…どうせなら海にでもいっちゃう?
骨喰 藤四郎:海……錆びるんじゃないか?
鯰尾 藤四郎:今はヒトの身だしイケルイケル♪
骨喰 藤四郎:む……それも、そうか? まあ、任せる、兄弟
鯰尾 藤四郎:うん

 

鯰尾 藤四郎:遠征。
鯰尾 藤四郎:そういう名目で俺たち二振りは海までやってきた!
鯰尾 藤四郎:刀だった頃には出来ない経験に心躍らせつつ
鯰尾 藤四郎:「青い空、白い雲!そしてこの大海原!!」
鯰尾 藤四郎:ひゃっほ~~!!とついつい砂浜に駆け出してしまう。
骨喰 藤四郎:「……妙な匂いがする」
骨喰 藤四郎:初めて目の当たりにした海の感想は、それだった。
骨喰 藤四郎:目、というか、鼻か。今まで嗅いだことのない香りがする。
骨喰 藤四郎:海は良い、といっていたのは……確か、博多だっただろうか?
骨喰 藤四郎:海が良い、という者もいるのだから、己の第一印象だけで決めるのはよくない、だろう。
骨喰 藤四郎:現に、兄弟はああやって楽し気に駆け出してしまった。
骨喰 藤四郎:青い空、白い雲——という言葉を聞き、空を見上げる。
骨喰 藤四郎:確かに、良く晴れていて、気持ちがいい。
骨喰 藤四郎:なるほど、これが海、か。もう少し知りたくなって、兄弟の後を、ゆっくりとついていく。
鯰尾 藤四郎:「ねぇねぇ見て見てこれ!」と海岸に打ち上げられた海藻をビロ~ンと伸ばし
鯰尾 藤四郎:殊更楽しそうに笑う
鯰尾 藤四郎:「これとか持って帰ったらお味噌汁とかに使えるのかな!」と目をキラキラさせて
鯰尾 藤四郎:ふりかえって骨喰の反応をみる。
鯰尾 藤四郎:どうやら満更ではないらしい!俺にはわかる!(キリッ)
鯰尾 藤四郎:「こういうのもさ、たまには悪くないだろ?」
鯰尾 藤四郎:俺達の使命のことはもちろんわかってはいる。
鯰尾 藤四郎:しかし、ヒトの身を得た以上、この好奇心はとめどなく溢れてくるのだからしょうがない
骨喰 藤四郎:「それは、触って大丈夫なのか?」
骨喰 藤四郎:なるほど、あれが味噌汁に入っている原型なのか……と感心する横で、
骨喰 藤四郎:そこらにあるものを見つけてはすぐに手に取るのに、少し不安になる。
骨喰 藤四郎:ヒトの身体を得たのだから……刀の身であった頃には出来ないことも、出来るようになった。
骨喰 藤四郎:けれど、ヒトの身体だからこそ、危険なこともあるのではないだろうか。
骨喰 藤四郎:例えば、怪我をしたり。
骨喰 藤四郎:「悪くない。……けれど、不用意に手を出すのも、よくない」
骨喰 藤四郎:こうして色々なものを見せてくれる、それはすごく嬉しい。
骨喰 藤四郎:けれど、そのせいで怪我をされるのは、嫌だ。
鯰尾 藤四郎:「うん、ヌメヌメしてるけど」にゃはは、ととりあえずお土産認定して篭にぶち込んだ
鯰尾 藤四郎:あれ、ちょっと眉が下がった?
鯰尾 藤四郎:続く兄弟の心からの優しい注意に、不謹慎と思いつつも少し微笑んでしまう
鯰尾 藤四郎:「心配性だな~骨喰は…」
鯰尾 藤四郎:寄った眉毛に先ほど海藻を触った手でついえい!っと指を押し当ててしまう。
鯰尾 藤四郎:「大丈夫、俺は無茶はしないし!骨喰を悲しませることなんてしないから!」
鯰尾 藤四郎:先は見えないが、今この瞬間は全く偽りない声でつげる
骨喰 藤四郎:勢いよく籠に放り込まれる海藻をただ眺める。
骨喰 藤四郎:今宵の夕餉にアレが出てくるのだろうか?
骨喰 藤四郎:「……っ!」
骨喰 藤四郎:そんなことを考えながら、いきなり眉間を押されて、驚いた。
骨喰 藤四郎:手から、海のにおいがする。
骨喰 藤四郎:一瞬そちらに意識が寄りかけたのを、真剣な声音に引き戻される。
骨喰 藤四郎:「……そうしてくれると、安心する」
骨喰 藤四郎:突然浜辺を駆けだしたり、そこらにあるものをよく確認もせず手掴みしたりするけれど、
骨喰 藤四郎:きちんと線引きをしている。
骨喰 藤四郎:それは、知っているつもりだ。
骨喰 藤四郎:けれど、改めて言葉に出されると、ほっとする。
鯰尾 藤四郎:安心する、と微笑んだ骨喰の手を取り、真っすぐに見つめて
鯰尾 藤四郎:「俺達は焼けて記憶がないけど…それに負けないくらいたっくさんの思い出をつくろう!」
鯰尾 藤四郎:そう言ってそのまま手を引き、濡れるのも構わずに波打ち際まで引っ張り込む
鯰尾 藤四郎:「ふっふ~、これも”思い出”ってね♪」
骨喰 藤四郎:——ああ、つくろう、兄弟。
骨喰 藤四郎:そう、言い返す間もなく、急に手を引かれて足元が濡れた。
骨喰 藤四郎:「……」
骨喰 藤四郎:何か言おうか、少し悩んだけれど、やめた。
骨喰 藤四郎:確かにこれも”思い出”だ。
骨喰 藤四郎:「……濡れて帰って、叱られないといいな」
骨喰 藤四郎:ただ、驚かされてばかりなのは少し気になったので、それだけは言っておこうと思った。
鯰尾 藤四郎:「あ~~~、それもまぁ思い出だよ…」苦笑いしつつ
鯰尾 藤四郎:「よし!今日のノルマは雲丹20個だ!!」「なんでもこれ納品すると藤の花がもらえ…」
鯰尾 藤四郎:などととりとめのない会話を続ける。
鯰尾 藤四郎:でもそれが、とても楽しいのだ。

 
鯰尾 藤四郎:〆

監督:ありがとうございました!
監督:ずおばみペア、638個になります。
監督:全ペア、第一章終了しました!皆さま、ありがとうございました!
監督:次回5/21、2章からになります。宜しくお願い致します!
俳優1:ありがとうございます~~!!!みんな好き 幸せになって””””””””””
俳優1:次回もよろしくおねがいします~~!
俳優1:そして!ログを!とります!
俳優3:ありがとうございました~~!!次回もよろしくお願いします!!
俳優3:ログ取りますす!!

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