監督:時間前ですがOPだけでもかけていよう
監督:【OP】
監督:銀剣のステラナイツ「泡沫のメルヘン-絵本の国-」
第2回目です、よろしくおねがいします!
マヒロ:よろしくお願いします!
いつみ:よろしくお願いします!!
監督:【待機曲】
監督:はい、ありがとうございます!
監督:では今日から第2章です、進みたくなくとも物語は進む―
監督:前回説明をすっとばしてしまっていたのですが
監督:与えられたお題をきちんとこなしますと、戦闘のときに一度だけアタックダイスにダイスが1個プレゼントされることになっておりまして
監督:第1章は見事全員クリアしてますので、好きな時に使えるダイスがあると覚えておいてください
▼第二章「次なる物語は?」
監督:世界の歪みは消えないまま。しかし、この無理難題を越えないと、どうやらステラナイトとしての力が侵食されてしまうようだ……
監督:
監督:第一章と同様の内容ですが、お題が3個に増えます。
こちらも成功すれば、第一章のアタック判定のご褒美がもう一回分貰えますよ(1回のアタック判定に両方使っても大丈夫!)
監督:
監督:というわけで、最初はまた星空ペアからです
監督:ダイスは、ブリンガーが2個、シースが1個、D66を振ってください
星空 詠美:はぁい!
月白 流星:はいよー
星空 詠美:じゃあ早速振ってみるね!
月白 流星:1d66
StellarKnights : (1D66) → 12
星空 詠美:1D66
StellarKnights : (1D66) → 56
監督:恋物語
星空 詠美:1d66
StellarKnights : (1D66) → 25
監督:伝説の剣(再)
監督:ガラスの靴
監督:剣好きだね?
星空 詠美:今度はシンデレラだ!
月白 流星:伝説の剣の浮き具合がすげぇな。
監督:かぶりは振り直しもありですよ
星空 詠美:ふりなおしてみよっか
月白 流星:そうだな、折角なら違うのやりてぇしな。
監督:ではせっかくなので流星くん振ってどうぞ
月白 流星:お、じゃあ、失礼して……
月白 流星:1d66
StellarKnights : (1D66) → 16
監督:眠れる森の……
星空 詠美:シンデレラ眠っちゃう…?
星空 詠美:むしろ王子様が眠っちゃう?
月白 流星:なるほど、その発想はなかったわ。
月白 流星:良いな、それ。
星空 詠美:あはは、じゃあシンデレラが助けに行くよ~!ガラスの靴持って眠ってたらいいんじゃないかなっ
月白 流星:お、じゃあ、それで行くか。
月白 流星:いやぁ、今回は眠ってればいいから楽勝だな。
星空 詠美:むー、すぐに起こしちゃうんだからね
監督:はい、では描写きまったらRPどうぞ!
星空 詠美:はぁい!じゃあ私からね!
月白 流星:おう。
星空 詠美:シンデレラは森の中を歩き、城を見つける。
星空 詠美:ここには「100年間眠り続けた後に目を覚ます」というお告げ通りに眠り続けている王子様がいるらしい。
星空 詠美:「おっかしいな…私、ガラスの靴落としちゃったのを取りに来ただけのはずなんだけど」
星空 詠美:私は首を傾げながらも使命感にかられ、城を阻む茨をかき分けて、進むことにした。
星空 詠美:「ううん?なんかこの茨、私に進めって言ってるみたい?」
星空 詠美:何人もの兵士が、女性たちが阻まれて命を落としてた茨らしいが、シンデレラにとっては何の苦もないようだ。/
月白 流星: 100年?くらい眠ってる王子。
月白 流星: で、眠る前に占い師に100年後に自分の罪を裁いてくれる運命の女性が来るとか言われて、
月白 流星: (半ば強引に)棺に入れられたガラスの靴と一緒に今でも眠ってる。 /
星空 詠美:「あっ、居た!王子様だ!そしてガラスの靴もある!なんで???」
星空 詠美:話の辻褄が全く合わないのは今更気にしてはならない。
星空 詠美:そういう世界なのだ。
星空 詠美:「私の靴、返してもらうからね?」
星空 詠美:眠ってる王子の手にあるガラスの靴を取ろうとする。
星空 詠美:取れない。
星空 詠美:「えっ、なんで掴んでるの!ねぇ~~~~!」
星空 詠美:ちょっと半泣きだ。/
月白 流星: オレはうるさい声で目を覚ます。
月白 流星:「………なんだ?このちんちくりん。」
月白 流星:「人の寝床にいきなり入ってきてガラスの靴を取ろうとするとは……盗人か?」
月白 流星: ほぼ素の状態で言葉を返したオレは詠美の頭をガッと掴んでグリグリと撫で回していく。 /
星空 詠美:「あわわわ…私はシンデレラですぅ!この靴は私が落としたものよ、なんで王子様が持ってるのよ~~~」
星空 詠美:ぬっと伸びてきた手に頭を撫で回され、自慢のお団子が崩れかけてしまう。
星空 詠美:「っていうか、なんで起きてるの?眠るお姫様…じゃなかった、王子様が起きるためにはお姫様のキスが必要なんじゃなかったっけ?」
星空 詠美:腕を組みながら、ぶぅ、と頬を膨らませた。/
月白 流星:「ンなの知るか。これはオレが100年前に渡されたガラスの靴だっつの。」
月白 流星:「姫さんが100歳のババァだっつーなら返してやっても良いが……。」
月白 流星:「眠れる王子?あぁ、アレじゃね?隣の国の方じゃね?でも、アレはもう別の国の姫が目醒めさせたって、小鳥たちが言ってるのを聞いたぜ。」
月白 流星:「残念だったな、ちんちくりん。ここに居るのは罪人の王子のオレだけだ。ははは、玉の輿に乗りそこねたなぁ?」
月白 流星:言ってる内になんだか楽しくなってきてしまって、オレは両手で詠美の頬を潰した。
月白 流星:つーか…これ、恋物語にしなきゃいけねぇんだよな…?
月白 流星:いつもと変わらなくねぇか…? /
星空 詠美:「つ・ぶ・す・なぁ~~~~!」
星空 詠美:流星の両手を掴みながらじたばたする様子もいつものもの。
星空 詠美:王子とお姫様とは、とは。
星空 詠美:「罪人~~~?うそ、そんなの聞いてないし。ガラスの靴探してたらここに行けって言われただけだし…えぇ……」
星空 詠美:「王子様寝てるなら、靴だけもらって帰ろうと思ってたのに……」
星空 詠美:しゅん、と肩を落として少しでも役に近づこうと思うものの、そもそもの物語からしてハチャメチャなので意味はない。
星空 詠美:「でも…王子様、本当に100年眠ってたの?」/
月白 流星:「まぁ、多分な?しっかり数えたわけじゃねぇから分かんねぇけど。」
月白 流星:「お、なんだ?惚れたか?はっはっは、無理もねぇなぁ。格好いいもんな、オレ。」 /
星空 詠美:「ばっ……違うもん!ひゃ、100年経ってるなら、外に出ても王子様本当に一人なんじゃないかなって思っ……」
星空 詠美:言っててはっとする。これは言ってはだめなやつなのではと思い、おそるおそる流星の顔を見上げた。/
月白 流星:「……………。」
月白 流星: なんだか妙に自分の状況と似てしまって、心臓が跳ねる。
月白 流星: ゆっくりと気持ちを鎮めるために目を閉じて息を吐いた。
月白 流星:「でも、詠美が居るだろ?」 /
星空 詠美:「………っ、流星はひとりじゃないよ!私、離れないもん」
星空 詠美:よかった、流星はわかってくれてる。
星空 詠美:あの日再会した時にも言った言葉。
星空 詠美:本があってもなくても。
星空 詠美:約束を思い出してくれなくても。
星空 詠美:私の物語は流星にあげたものだから。
星空 詠美:ね、と精一杯の笑みを向けて手を差し出した。王子様は一人で棺に入る必要はないんだ。/
月白 流星:「……………知ってる。」ニィっと笑った
月白 流星:「オレはお前と、願いのために尽くすさ。」
月白 流星:「それが……オレだけが生き残った理由で、贖罪だからな。」
月白 流星:こういう事を言うと嫌がるとは分かっていても、オレの口から言葉が出てしまう。
月白 流星:後で怒られるだろうなと思いながら、オレは詠美の手を取った。
星空 詠美:とられた手は暖かい。
星空 詠美:私も、あなたもおなじ。
星空 詠美:「私と流星の、きらめく世界のために。絶対、絶対…」
星空 詠美:流星が、そんなこと言わなくていい世界にしたい、そう思う。
星空 詠美:ちっぽけな私に出来ることは少ないけれど。
星空 詠美:いつか、もっと手を引いてあげられる自分になりたいと、そう願った。
星空 詠美:
星空 詠美:〆
監督:【待機曲】
監督:おつかれさまでしたー!
マヒロ:お疲れさまでした!
監督:お題がお題だったので一体どうなるかと思ったらなんとかまとまったな???って思いました、相乗効果すごい。
監督:カウントにいってまいります!
監督:お次は、柚黄ペア準備をどうぞー!ダイス振って相談しててね
柚黄 葵:わわ、次は、ボク達の番だ…!
柚黄 葵:えっと…ダイスダイス、と。
柚黄 葵:1d66
StellarKnights : (1D66) → 46
柚黄 葵:1d66
StellarKnights : (1D66) → 36
近 黄太郎:よっしゃー!いっちょ気合い入れてやってやんよ!
近 黄太郎:1d66 ふんす!
StellarKnights : (1D66) → 14
監督:星空ペアのブーケは219個でした!
監督:そしてお題はー
監督:マーメイド、お菓子の家、舞踏会、です!
監督:わぁすごい
柚黄 葵:わわ、要素がいっぱいだ…!人魚姫とヘンゼルとグレーテルっぽいね。
近 黄太郎:おおー。人魚姫に舞踏会ってあったっけか?
監督:ありますよ!
近 黄太郎:おとぎ話のスマッシュブラザーズだな!
近 黄太郎:相談相談とー
柚黄 葵:うーん……悩ましい、ね。
監督:本によっては、ですがあるやつはある…かな?相談どうぞー!
近 黄太郎:なるほどな!ありがとな監督ー!しっぽぶんぶん
近 黄太郎:そだなー、おれたちがヘンゼルグレーテルで、
近 黄太郎:人魚姫のいる舞踏会に遊びにきたとか!
柚黄 葵:わぁあ!!なるほど…!流石黄太郎くん!!
柚黄 葵:それ楽しそう…!黄太郎くんとも踊れるし……!
近 黄太郎:おおいーな!踊んのはすきだぜ!
監督:曲は舞踏会っぽいやつとかがいいですかね~
柚黄 葵:お菓子の家に住んでて、2人で舞踏会に遊びに行く…とかどうかな!
近 黄太郎:あおい、おまえてんさいだな!!
柚黄 葵:えへへ(´,,•ω•,,`)やった!褒められた…!
柚黄 葵:BGMは舞踏会っぽいやつだと楽しそうだ、ね…!監督、ありがとう…!(´,,•ワ•,,`)
柚黄 葵:じゃあ、早速準備してくる、ね…!
近 黄太郎:BGMもすげーいい感じだ!おれもはりきってやんぞ!準備じゅんびー
柚黄 葵:ボク達はお菓子の家に住んでる兄弟……(本当は恋人が良いけど、なんて…えへへ…。)
柚黄 葵:いつもと同じようにクッキーのテーブル、チョコレートにイスに腰掛けてパンケーキを食べていた。
柚黄 葵:でも、今日のボクはいつもよりハイテンション…!
柚黄 葵:なぜならお城で開かれる舞踏会。それが今回は一般人も参加できるらしいからだ!
柚黄 葵:なんでも王子様が人魚様?と結婚して、その記念だって言ってた…!
柚黄 葵:ボクは2人がパンケーキを食べ終わったタイミングで話を切り出す。
柚黄 葵:
柚黄 葵:「あ、あのね。グレーテル。この前、王子様が人魚姫と結婚したでしょ…?」
柚黄 葵:「それで…お祝いの舞踏会が開かれるらしいんだけど…えっと…その一緒に…行かない…?」
柚黄 葵:「ボク、お城とか見てみたいなって…!」 /
近 黄太郎:もぐもぐ、ごっくん。
近 黄太郎:ヘンゼルの話に、はちみつで濡れた指を舐めながら想像した。ほわんわ…
近 黄太郎:ぶとーかいって、あれだろ。いいカッコしたにーちゃんねーちゃんが、
近 黄太郎:くるくる踊って楽しいやつだ!おれも行きたい!
近 黄太郎:「いいぜ!おれもでけー城見たいし、ぶとーかいにも出てみたい!」/
柚黄 葵:「やった…!!!えへへ、ボクね、ちゃんとお城までの道のり調べておいた!」(๑•̀ㅁ•́๑)✧
柚黄 葵:「えっと…だから……エスコート、しても、良い……かな?黄太……グレーテル。」
柚黄 葵:わわっ、やっちゃった……ちゃんと役に入り込まないと……
柚黄 葵:ボクは少しだけ照れくさそうに笑って、そっと手を差し出した。 /
近 黄太郎:「さすがだなー!そーいうとこえらいぞヘンゼル!」(^Φ∀Φ^)✧
近 黄太郎:ちょっとずつ、あおいががんばってんのおれ知ってんだ。
近 黄太郎:差し出された手をぎゅむと握って、八重歯を光らせにんまりした。
近 黄太郎:「せっかくだ、お菓子の家から土産もっていこうぜ!おやつならたんまりあるしなー」/
柚黄 葵:「えへへ、やった~~!!」
柚黄 葵:握った手からほんのりと香るはちみつの香り。
柚黄 葵:普段の黄太郎くんの匂いと混ざって何だかいつもと違うご主人さまみたいで少しドキドキする。
柚黄 葵:繋いだ手に力を入れて、ボクはクッキーやキャンディを袋に入れて、足早にお菓子の家を出て、お城へと向かう。
柚黄 葵:「王子様、すごいよね。人魚姫を助けて、ハッピーエンドを勝ち取ったんだ。」
柚黄 葵:自分の願いを叶えた王子様というのはボクにとっては憧れで、もしかしたら会えるのでは?という期待からか妙に気持ちが高ぶってしまう。 /
近 黄太郎:るんたるんた、気分がよくてブンブン繋いだ手を振りながら森を越えて、町を越えて、豪華な城へ。
近 黄太郎:「すげーよなあ!もし会えたら、勝利を掴むコツとかききてぇもんだ」
近 黄太郎:あおいはきっと尻込みしちまうだろーから、王子が出てきたらおれがまっさきに走ってくんだ!
近 黄太郎:豪奢な門を抜けて、わいわいとにぎやかな玄関ホールへと入っていく。
近 黄太郎:中へ進むごとに、ひそひそ声とたくさんの視線がこっちへ向けられた。
近 黄太郎:へんぴな森の奥。お菓子の家からやってきた田舎の兄弟。よそ者。
近 黄太郎:少しだけ、出身階層から出てきたばかりの奇異の目にさらされたことを思い出して、足が止まった。
近 黄太郎:「…………、」/
柚黄 葵:「…………。」
柚黄 葵: 黄太郎くんの足が止まり、自然とボクの歩みも止まり、思わず黄太郎くんを見る。
柚黄 葵: 向けられる視線、それらが黄太郎くんにとって辛いものであることは分かった。
柚黄 葵: ボクは黄太郎くんを見てニカッと笑う。
柚黄 葵:「ボク達はここに居て良いんだよ。」
柚黄 葵:「行こう?もうすぐ舞踏会が始まるみたい!」
柚黄 葵:「………もうすぐ、ボク達の戦いも始まるね。」
柚黄 葵:「でもね、ボク、不思議と怖くないんだ。」
柚黄 葵:「何でだと思う?」
柚黄 葵: ボクは黄太郎くんの手を引き、周りを気にしなくて良いように言葉を続けていく。
柚黄 葵: 向かいのはもちろん王子様の居るダンスホール。 /
近 黄太郎:あおいの言葉にハッと隣を見た。
近 黄太郎:そういう世界にしたいんだ。だからあおいに手を貸すって決めたんだ。
近 黄太郎:ぽてぽてと手を引かれるまま、半歩後ろからついていく。
近 黄太郎:「何でか教えてくれよ、ヘン……あおい」/
柚黄 葵:「それはね、黄太郎くんがずーっと側に居てくれるからだよ。」
柚黄 葵:「ボクは臆病だし、あんまり強くないけど…。黄太郎くんを傷付ける全ての物からちゃんと守ってみせるよ。」
柚黄 葵:「だから、いっぱいいっぱい、ボクのこと、褒めてね!ご主人さま!」
柚黄 葵: ダンスホールに到着したボクは踊るようにぐいっと黄太郎くんを抱き寄せて、
柚黄 葵: そのまま王子様の方へと走っていく。 /
近 黄太郎:「……あおい」
近 黄太郎:「おれ、おまえのそーいうとこ、好きだぜ」
近 黄太郎:ぽつり、聞こえないくらいに零して、いつもみたくニイッと笑ってみせた。
近 黄太郎:あおいががんばってんの知ってんだ。だからおれが後ろから追っかけて、支えてやるんだ。
近 黄太郎:きらきらひかるダンスホール、たくさんの笑顔、マーメイドドレスで綺麗に着飾った人魚様、それから願いを叶えた王子様。
近 黄太郎:な、あおい。頑張ったらいっぱい褒めてやっからな!!!/
近 黄太郎:〆!
監督:【待機曲】
監督:おつかれさまでした!!
マヒロ:お疲れさまでした~~~!
監督:わんこと狐のヘンゼルとグレーテル!可愛かったです!
監督:では、ブーケ数えてきますので
いつみ:お疲れさまでした!!
監督:次は麗日ペア、ダイス振って相談をお願いしますねー
いつみ:はい〜!
監督:柚黄ペアは177個でした!
花海 奏:ではダイスですわね
花海 奏:1d66
StellarKnights : (1D66) → 42
監督:愛を語れ
麗日 ハルキ:よし、僕が2つだね
麗日 ハルキ:1d66
StellarKnights : (1D66) → 24
麗日 ハルキ:1d66
StellarKnights : (1D66) → 45
監督:花束
監督:狼
花海 奏:狼というと…赤ずきんとかかしら
花海 奏:それとも、ハルキが狼さんになってくれるのかしら?ふふ
麗日 ハルキ:はは、随分紳士的な狼になっちゃうけど、いいのかな?
花海 奏:あら、紳士的でも野性的でも、ハルキがハルキであれば私は構いませんわ
花海 奏:じゃあ、私は赤い頭巾をかぶっておばあさんにパンを届けることにするわね
麗日 ハルキ:オーケー、それなら狼役をこなしてみせるよ。
麗日 ハルキ:君の綺麗な髪はきちんと頭巾に隠しておくこと。
花海 奏:ふふ、わかったわ。ハルキが何をしてくれるのか楽しみね
麗日 ハルキ:僕がどう動いても、奏が受け止めて返してくれるから安心だ
麗日 ハルキ:よし。森の中で君が歩いていたら、声をかけようかな
花海 奏:では開始は私からね。いいわ、やってみる
花海 奏:「ふぅ、大分寒くなってきたわね」
花海 奏:行き慣れた、祖母の住む森の奥の家への道。
花海 奏:私は、赤い頭巾を被って、籠を持って、歩く。
花海 奏:暖かなパンが冷えてしまわないように、大事に包んで。/
麗日 ハルキ:僕は悪い悪い狼さ。森で一番怖がられるよう、日々たゆまぬ努力をしてる。
麗日 ハルキ:いつもの森の巡回で、見慣れぬ姿を見つけた。あれは……頭巾の女の子。
麗日 ハルキ:声をかければたちまち驚いて逃げ出すだろう。そっと忍び寄って、後ろから。
麗日 ハルキ:「やあ、赤ずきんちゃん。ご機嫌よう」/
花海 奏:「え?」
花海 奏:後ろから呼ばれて、振り返る。
花海 奏:そこには気をつけるよう幼い頃から口酸っぱく言われ続けてきた、怖い、怖い狼さん…らしきあなた。
花海 奏:「…まぁ、声をかけてくださるなんて優しい狼さんなのね。ごきげんよう」
花海 奏:怖いはずなのに、不思議。
花海 奏:こうして向かい合っていても、ちっとも怖くないの。/
麗日 ハルキ:「寒いのにせいが出るね。いったいどこへお出かけかな」
麗日 ハルキ:おや、と思う。振り向いた拍子に悲鳴をあげて逃げ出すかと思いきや……
麗日 ハルキ:優しい、だなんて。それに挨拶まで。
麗日 ハルキ:振り向いた彼女は澄んだ瞳をしていて、息を飲む。
麗日 ハルキ:向かい合うと、不思議とそれまで抱いていた驚かせようという気持ちがすうっと溶けていく。/
花海 奏:「おばあさまの家にパンを届けにいくのよ。あなたもそんな薄着だと凍えてしまいそうだわ」
花海 奏:「どうして声をかけてくださったの?私が、一人で居るからかしら」
花海 奏:随分紳士的な狼さんだこと。
花海 奏:なんだか可愛く思えて、ふふりと笑みを浮かべる。
花海 奏:「どうしてそんなに寂しそうにしているの。私が、仲間だと思ったのかしら」
花海 奏:着ていた頭巾を取り去り、私は、狼さんの肩にそれをかけた。
花海 奏:「暖かいでしょう?」と、言葉を添えて。/
麗日 ハルキ:ぱちくりと目を瞬かせる。
麗日 ハルキ:不思議な子だ。恐れもせず、怖がりもせず、媚びへつらうこともない。
麗日 ハルキ:「……あり、がとう」
麗日 ハルキ:思いもかけない行動に驚いた僕は、そう返すので精一杯だった。
麗日 ハルキ:——周りと違う。その反応に、興味を持った。
麗日 ハルキ:「ああ、この先の家だね。こんな森深いところに女性ひとりでは心元ないでしょう」
麗日 ハルキ:「宜しければお供致しましょう。道すがら良い場所にもご案内します」
麗日 ハルキ:寂しい、だなんて。見透かされたのを素直に頷けず、そう繕った。/
花海 奏:「よく言えました」
花海 奏:お礼を言われるとにこりと微笑み返す。
花海 奏:やっぱりこの狼さんは、皆が言うような怖い狼さんではないわ。
花海 奏:見た目に騙されているだけよ。
花海 奏:「まぁ、おばあさまの家を知っているの?そうなの、暗くなる前に届けなくてはならないわ」
花海 奏:案内までしてくれるなんて、なんて親切。
花海 奏:優しい、優しい狼さん。
花海 奏:「皆変だわ、あなたはこんなにも優しいのに」/
麗日 ハルキ:早速エスコートするように隣に並び歩き出した。いそいそと気に入りの場所を通るルートで。
麗日 ハルキ:「……そう言ってくれるのは君だけですよ、赤ずきんちゃん」
麗日 ハルキ:「この森に住む動物も、迷い込む人間たちも。僕は狼だから怖いと言う」
麗日 ハルキ:「だから怖くあらねばならないのです。常に獰猛に、弱者を喰らうように」/
花海 奏:「どうして?私は、思ったことを言うわ」
花海 奏:「狼だからって、なんだというの。あなたはあなただもの」
花海 奏:狼を通して、あなたに届けばいいと願いながら。
花海 奏:「私もあなたも、他のものにはなれないのよ。だから……うつむいたり、背伸びしなくたっていいのよ」
花海 奏:自分にも、言い聞かせながら。
花海 奏:私は、ハルキと等身大の自分でいたいの。/
麗日 ハルキ:気に入りの、寒さに負けず小さな花たちが咲く小道にさしかかる。
麗日 ハルキ:徐に摘んで、僅かながら花瓶に挿せるような花束を作って、手渡した。
麗日 ハルキ:「そう、思ってきたんだ……だけど、そうだね」
麗日 ハルキ:「僕は僕。……君のおかげで大事なことに気づくことができた気がするよ」
麗日 ハルキ:「ここでは一応初めて会ったはずなのに……不思議だね」
麗日 ハルキ:どこか狼と自分の立場を重ね合わせながら、奏に笑いかけた。
麗日 ハルキ:「気づかせてくれて、ありがとう」/
花海 奏:「わぁ、この森にこんなところがあったのね」
花海 奏:綺麗、と呟いていると。目の前に差し出される野花で作られた、花束。
花海 奏:そうね、私達は本当は…野花でいい。
花海 奏:「……ありがとう」
花海 奏:手の中にある花束は、美しい。
花海 奏:「誰がなんと言おうと、あなたは私の大好きな、たったひとりの狼さんだわ」
花海 奏:花束から野花を一輪とると、そっとハルキの髪にさす。
花海 奏:「これでお揃いね」
花海 奏:こんなにも、綺麗。私達は、これでいいの。/
麗日 ハルキ:「……、」
麗日 ハルキ:少しだけ照れ臭くて、ぽり、と頬をかいた。
麗日 ハルキ:どうも彼女と居ると、格好をつけた自分から離れてしまって。
麗日 ハルキ:いや、それが等身大の自分ということ……か。
麗日 ハルキ:いつかきちんと改めて、僕の感謝を伝えられるといいんだけど。
麗日 ハルキ:「ああ。お揃いだ」
麗日 ハルキ:今はこれだけ。揃いの花を付けて並んで、笑い合える時間だけで幸せだ。
麗日 ハルキ:ほんの僅かだけれど、赤ずきんと狼はあたたかい時間を過ごせましたとさ。
麗日 ハルキ:めでたし、めでたし……。〆/
監督:【待機曲】
監督:はい!おつかれさまでした!
監督:キマシパワーってすごいんだなって(語彙力
監督:ブーケ数えてきます!
いつみ:お疲れ様でした!!!ふおお
監督:254個です!
監督:では、少しでも次に進んでおきたいので
監督:幕間を1シーンやりたいと思います!
マヒロ:はーい!
監督:これを参考に、残りペアは悪巧みしておくと良いかなと思います
いつみ:了解です!
監督:幕間はお題がありませんので、状況設定から決めておくと良いかと思います
▼幕間「終局戯曲、開演」
監督:歪な物語世界も、終わりが見えました。このステラバトルに勝利し、世界を取り戻しましょう!
監督:ステラナイトが変身すると、これまで押し付けられていた配役が解除され、本来の姿に戻ることが出来ますよ。
監督:
監督:では、星空ペアお願いします
星空 詠美:はぁい!
月白 流星:はいよー
監督:時間は15分となります、ではどうぞ!
星空 詠美:茨で守られた城を出た裏手。
星空 詠美:そこは茨に囲まれた静かな湖の畔だ。
星空 詠美:湖の畔にある城はなんとも綺麗だが、急に女神の声が聞こえた気がして身が震えた。
星空 詠美:「……そっか、もう行かなくちゃなんだね、流星とここにいるのは楽しかったけど」
星空 詠美:少しだけ震える手で、繋いでた流星の手をぎゅっと握った。/
月白 流星:「…………。」
月白 流星:「大丈夫だ。いつも通り、世界を壊そうとする奴らを倒して、オレらの願いに一歩近づく。」
月白 流星:「ただ、それだけだろ?」
月白 流星:詠美を安心させるように優しく笑いかけて、そっと手を握り返す /
星空 詠美:「だって、流星も見たよね?フラワーガーデン…私達の花しかなかったんだよ」
星空 詠美:こんなこと、今までなかった。
星空 詠美:私一人で、行かなきゃいけない。あの決闘場に。
星空 詠美:正直、少し怖い。/
月白 流星:「………もしかしたら、それほどまでに追い詰められてるのかもしれねぇな。」
月白 流星:「なぁに、安心しろ。オレがついてんだろ?」
月白 流星:「オレ達はずっと勝ち続けてきた。」
月白 流星:「今までも、これからも。……きっと、いや、絶対ダイジョブだ。」
月白 流星:「追い詰められてるのかも…って言ったけど、きっと詠美とオレだけで十分な相手なんだよ。」
月白 流星:思わず漏れてしまった本音を必死に自分で否定する。
月白 流星:オレが詠美を不安にさせてはいけない。
月白 流星:「………オレらなら、大丈夫だ。な?」 /
星空 詠美:「……私、今度もちゃんと勝てるかな?」
星空 詠美:「流星と、きらめく世界、作れるかな?」
星空 詠美:自問自答するように、問いかける。
星空 詠美:分かってる答えを聴きたくて。
星空 詠美:流星の手だってこんなに震えてるのに。
星空 詠美:それでも、きっと、流星は私に力をくれるの。
星空 詠美:だから。
星空 詠美:「うん、私達なら……大丈夫だよね、私、がんばる!」
星空 詠美:望む答えをもらって、元気よく微笑んだ。
星空 詠美:絵本に神様がいるならどうか、私達に力をください。/
月白 流星:「バーカ。頑張るじゃねーよ『一緒に頑張ろう』だろうが。」
月白 流星:いつも通りの笑顔で、詠美の額を指で弾く。
月白 流星:「これだけ戦ってきたんだ、きらめく世界はもう近いだろ。これが最後じゃねぇか?」
月白 流星:「今回も勝てる。これからも、ずっと、オレがいる限りお前は負けない。」
星空 詠美:「そっか!そうだよね」
星空 詠美:閉じてるキミの心を開きたい。
星空 詠美:この願いを叶えて、私もおとなになって、隣に並び立ちたいの
星空 詠美:だから…
星空 詠美:
星空 詠美:キミの扉を開く鍵は私でありたい
星空 詠美:ヒルガオはそう、絆の花
星空 詠美:私は一人で戦うわけじゃない
星空 詠美:私には、キミががいる
星空 詠美:『My story is… only for you』
星空 詠美:受け取って、くれますか?と、願いを込めて唱えるの/
月白 流星:“いつもの”言葉を聞き、オレは片膝をついて詠美の手を取ってじっと見上げる。
月白 流星:
月白 流星:ヒルガオの姫、
月白 流星:オレは時には貴女の剣となり、
月白 流星:時には貴女を守る盾となり、
月白 流星:貴女の未来を守りましょう。
月白 流星:
月白 流星:そして、切り開きましょう。
月白 流星:
月白 流星:その先がどんな未来だとしても、
月白 流星:オレの心は貴女と共に。
月白 流星:
月白 流星:最後にもう一度優しく微笑んで、オレは詠美の手の甲にキスを落とした。
月白 流星:/
星空 詠美:手に触れる暖かくて、柔らかな感触とともに光があふれる。
星空 詠美:その光は私の中に入ってきて、私は力を得る。
星空 詠美:私は白いドレスに身を包む。
星空 詠美:目線は今、キミとつりあうくらい高くなった?
星空 詠美:ねぇ、私は戦うわ。
星空 詠美:あなたがくれた、このヒルガオの剣をもって――
星空 詠美:
星空 詠美:
星空 詠美:〆
監督:【ED】
監督:おつかれさまでした!
監督:これが、幕間の変身です!
監督:最後のブーケを数えます!
監督:215個です!
監督:次回は、残る二ペアの幕間をして
監督:最終決戦のステラバトルとなります
監督:日取りは27日の日曜日、22時より。次回は多分ここまでになるかと。
監督:そして29日が最終日、カーテンコールとなります、よろしくおねがいします!
いつみ:了解しました!
いつみ:少し日が空きますが残り2日どうぞよろしくお願いします!
マヒロ:了解しました!!
マヒロ:今から楽しみです;;;よろしくお願いします!
監督:時間が少しありますので
監督:たっぷり悪巧みしておいてくださいね(ぐっ